看護師転職㊙合格術!➀確実に内定を得る自己PR・志望動機の模範解答!

看護師面接
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こんにちは!かっきーです。今回は、確実に内定を得るための面接での自己PR・志望動機の回答方法について記事にしています。看護師キャリアに自信が無い人でも大人気の病院で働くための大逆転の回答を作って、ライバルたちをごぼう抜きしてください!

【この記事を読むメリット】

  • 転職をする上での心構えが分かり、この先の転職活動にポジティブな気持ちになれる!
  • 看護師キャリアに自信がない人でも面接で逆転するための秘訣が分かる!
  • どんな病院を受けても高得点に繋がる面接での志望動機・自己PRの回答法が分かる!
  • この記事を読んでもわからないことがあれば個別に質問・相談ができる!

※記事内では【病院】と書いていますが当サイトで取り上げている看護系技官やアテンダントナース、ツアーナース、保育園看護師など病院外で働く看護師さんの面接も基本的な対策や心構えは同じになりますので、まずはこの記事を読んでください。各職種に絞った応用編の対策は各記事に載せています。



目次

看護師転職㊙合格術!面接で聞かれることは?自己PRや志望動機の模範解答も!

転職試験合格!

看護師さんはいつの時代も売り手市場、転職のための面接練習や履歴書の書き方なども力を入れずに採用面接に挑んでしまう人が多いです。

皆がそんな感じなのでそれでも受かってしまうこともあるのですが、「私のキャリアを考えたら落ちるはずない!」と余裕ぶっこいて痛い目に遭った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いくら売り手市場とはいえ、履歴書や面接の対策をほとんどせずに転職活動を行うのは危険すぎます。待遇や勤務環境の良い人気の病院は当然倍率も高いですし、実は面接の評価によって待遇が決まることも有るのです!!

高い倍率を突破したり、より良い勤務条件を引き出すためには、ただ事前に自己流の回答を用意するのではなく、しっかりとしたプロの対策が必要です。

看護師さんは転職活動の対策をおろそかにしている人が多い以上、それさえできれば、自身のキャリアに自信がなかったり転職を繰り返していて履歴書に傷が有ると自覚している方も、逆転採用を勝ち取るチャンスは大いにあります。

さて、しっかりしたプロの対策と言っても、転職面接の対策は実にシンプル、以下の二点に尽きます。

  1. 面接とは【病院にとってあなたが病院のニーズに合った看護師かどうかを判断する場である】と理解して
  2. 【病院に相応しいあなた】を表現できるようになること

それだけです。

ですから、よく面接対策では自己分析が重要だと言われますが、病院の分析も同じくらい大切なのです。あなたが受けたい病院がどんな看護師さんに来てもらいたいと思っているのか、面接や履歴書で何を伝えられれば採用に繋がるのか、病院側のホンネを知ってしっかりと知ることが、採用を勝ち取るために必須のステップです。

まずは面接の流れとともに、これから会う相手=面接官をイメージしよう

面接に挑む

面接も、(面接官と応募者という関係以前に)人と人とのコミュニケーション。相手に敬意を払い、真摯に向き合うことが大切です。面接官はどんな気持ちで私たちの面接を迎えているのでしょうか。

病院も「医療はサービス業」という意識が高まり、技術や設備重視から人重視にシフトする病院も増えてきています。その流れで、看護師さんの採用基準も経験重視から人間性重視に変わってきています。

そして、実はこの変化は面接官にとっても大きなプレッシャーになっているのです。

今までは履歴書に記載されたキャリアを決め手に客観的な基準で採用することが出来ましたが、人間性の判断は大部分が主観的な要素に左右されるからです。言い換えれば、面接官により高度な判断が望まれているのです(実は私も以前院長から「なんであんな人を採用したんだ」と叱責を受けたことも、、)

加えて、看護師さんが病院を判断し、その評価がすぐに広まる時代です。面接官は病院を背負って入社希望の看護師さんと向き合い、面接官も看護師さんにこの病院は大丈夫かなと間接的に評価される側です。応募者の逆質問に答えられるよう膨大な準備が必要ですし、応募者からの印象はそのまま病院の印象になりますから、自身のイメージも高い水準で保てるよう努力しないといけません。

また、素晴らしい引く手あまたの人材が面接に来てくれたときは、うちに入ってくれるよう病院の魅力をアピールする営業マンや交渉人の側面もあるのです。

面接官は、こんなに準備をして本番に臨んでくれている!

前述のように、病院自体が良い印象を持ってもらえるよう、面接官は様々な準備をしています。例えば

  • 看護師さん同様、服装、髪型など清潔感のある身だしなみ
  • 良い印象を持ってもらえるような聞き方・話し方などコミュニケーション技法の習得
  • 面接官としての3つの役割(営業・交渉・広報)を全うするためのスキルアップ
  • 面接における禁止事項の確認(政治的・宗教的質問の禁止、プライベートに深入りする質問やハラスメントの対策)
  • 応募者情報の確認(履歴書や職務経歴書から事前に入手した情報を頭に入れておく)
  • 逆質問に対応できるよう病院情報の再確認

などです。前述のように、面接官は応募者のに病院に対する印象を決定づける、重要な役割を担っていますから(3つの役割のうちの広報の部分ですね♪)、多くの面接官はここまで準備して面接に臨んでいるのです。

かっきー

面接官もこれだけの準備をしてあなたを迎えています。その分実はとっても緊張していますし、気持ちの上では応募者さんと対等です。そう思えばあなたも少しは気が楽になるのではないでしょうか。

看護師転職面接の流れ~病院側が描くイメージ~

面接官は応募者の事前情報を基に、どんなことを聞くと相手のことをより良く理解できるかを考え、面接の型を作っています。それぞれの質問に意味が有り、気になっている点や聞きたいポイントをおさえています。

基本的には

  1. 看護師さんの緊張を解く
  2. 自己紹介、自己PR
  3. 志望理由、志望動機
  4. これまでの経験と転職先での業務との結びつけ(活かせるスキルや経験など)
  5. 人間性や個性を測る質問
  6. 逆質問で締め

②③④⑥に関してはおそらくほぼ全応募者に共通で進んでいきます。➀に関しては初めからリラックスして臨めている人には省略され、⑤は面接官の裁量が広く与えられ個性が出るところです。履歴書や今までの回答内容から気になった点を聞いていくので、応募した看護師さんの個性に沿って変わっていくとも言えます。

また、複数名で面接を行う場合はそれぞれの役割が決まっていることが多いです。例えば

  • 看護部と総務部(人事部)から一名ずつ
    →それぞれの視点で適性判断をする
  • にこやかに居る人と厳しい表情の人
    →それぞれへの対応に違いが出るか、人間性を見る(皆さんにこやかな方の方ばかり見て話しがちですのでご注意を!)
  • しぐさや表情を観察する人と発言内容に集中する人に分ける
    →言葉だけではわからないその人の本質を見逃すまいとしています

などですね。

なお、最近は一般企業の転職業界では少しでも良い人材(会社のニーズとマッチした人材)を採用するため構造化法やら履修履歴法と言った面接の技法も編み出されてきていますが、病院はじめ医療業界にはまだ浸透していない印象です。

看護師転職面接必勝法➀【病院に相応しいあなた】を表現しよう!

面接の核は何といっても自己分析です。ポイントは「看護師としてのあなた」と「一人の人間としてのあなた」を両方表現することです。看護師さんはどうしてもスキルやキャリアをアピールしがちですが、実際に病院にとってはあなたの人柄はキャリア・スキル以上に重要なポイントです。なぜなら、スキルやキャリアに比べ人格や性格は磨くことが難しいからです。何をどんな風に教えても、素材そのものの性質がどうしても残ります。

ですから、スキルや知識が十分でキャリアを積んでいても、どんな人柄かわからなければ採用も二の足を踏んでしまいます。

最近、元教え子にそんな話をした際、「職場に行くのは看護師としての私なんだから、人間としての私まで言う必要あるんですか?」と質問されてびっくりした記憶があります。その子は「看護師としての私」と「一人の人間としての私」を完全に分けているのでしょうが、少なくとも病院側は切り分けて考えようとは思っていないでしょう。

さて、自己分析ツールは特に就活用にマイナビさんやリクナビさんなどから多数出ていますが、私が特におすすめするのがFFS理論です。

FFS(Five Factors & Stress)理論とは、「ストレスと性格」の研究において開発されたものです。人の思考行動特性を5因子とストレス値で定量化し、個人の潜在的な強みが、ポジティブに発揮されているか、ネガティブに発揮されているかわかります。さらに、人と人の関係性を客観的に把握・評価でき、チームを最適な編成にすることができる理論です。

FFS理論について

元々はチームを円滑に運営するために一人一人に適切な役割を与えたり効果的な指導をするために考えられた理論です。なぜFFS理論がおすすめかというと、これに基づいた分析をすることで「自分の長所は~」「自分はこういう人間で~」と自分しか見えていない分析ではなく、「組織の中での自分」を意識した分析ができるからです。

看護師はチームプレーです。ですから、組織の中でどう自分の特徴を生かすか、組織の中でどう動けば役に立てるかを考えてくれる看護師さんはどんな病院でもとっても重宝されます。

その姿勢を示せるような分析の仕方ができるのが、FFS理論の強みです。ぜひあなたもリンクからFFS分析を行ってみて下さい。

看護師転職面接必勝法②相手を知らずに告白は成功しない!病院のキモチを知ろう

看護師は他職種に比べ院内でもキャリア支援や教育体制が整っており、相談したり悩みを同業者間で共有しやすい環境に有ります。ただし、それは多くの場合院内の「看護部」で用意され、経営側からは放っておかれることが多いのではないでしょうか。
ですが、看護師さんが自身の看護観や人生観に基づき理想の働き場所を見つける際に、運営者側の見方を知っておくと、様々な場面で有利になります。

実際に、看護師さんが考える「こんな看護師に来て欲しいんでしょ?」と病院側が考える「こんな看護師さんに来てほしい」は、結構な乖離が有ります。

たとえば看護師さんは面接や履歴書で自分がいかに優秀かをアピールしようとしますが、運営側は単に優秀な看護師や経験豊富な看護師を取りたいわけではありません。病院や病棟に足りないものを補ってくれる看護師さんこそ、最高の人材なのです。

看護師さんの面接や面接練習をしていると、皆自分の希望や優れている点のみを一方的に伝え、「組織に足りないものを私が埋める!」という病院の経営者や組織マネジメント側が求める視点を語ってくれる人はほとんどいません。

就職活動(こちらにとっては採用活動)はお見合いのようなものです。初めて知り合った者同士が互いを理解し合い「本当にこの人でいいのかな」とドキドキしながら、短い時間と少々の質問の中で一生の付き合いになるかもしれないパートナーを選ぶのです。

そんな時に、自分の事だけを語り私の事を全く見てくれない、知ろうとしてくれない人がいたら、やっぱりこちらもあなたを選びにくくなります。真剣に選んでくれている気がしませんから(笑)

おそらく面接で優秀さをアピールする看護師さんは採用する側が優秀な看護師さんを取ることを第一に考えているはずと考えているのでしょう。

しかし実際は例え同じ科に配属されたとしても、以前の病院とは機材も違えばマニュアルも違い、ルーティンも違います。程度の差こそあれ、基本的には一から教育するという姿勢で看護師さんを受け入れています。

ですから実際に運営側が求めているのは

  • 長く続けてくれること
  • 病棟の看護師チームのメンバーと調和して相乗効果を発揮してくれること
  • 病棟の看護師チームの中で掛けているピースを補ってくれること

です。逆に言えば病院にとってのリスクは

  • 雇った人にすぐ辞められてしまうこと(内定辞退含む)
  • チームの輪を乱すような人(良い病院は運営側から看護師さんの間の人間関係を大事に考えています)
  • 今のメンバーとチーム内の役割が被っってしまう(ほぼ全ての看護師さんの頭に無く、ほぼ全ての運営者に有る発想)

 このあたりです。特に早期退社は人員配置にも大きな影響が出ますし、実際に誰かが辞めたら他の誰かにしわ寄せが来るので、病棟の看護師さんたちからも人事部や採用担当者にクレームの嵐が寄せられます。

ですので、本当にウチの病院に興味があって面接に来てくれているんだ、(だから)ちょっとやそっとじゃ辞めない覚悟を持っ

て受けているんだと示すことが、とても大事になります。

採用率が爆上がりするフィッティングの技法

しかし、その答えはたいてい「どこの病院を受けても言えるようなこと」で構成されています。うちを受けるために作った解答ではないな、とすぐにわかりますし、入ってきてからの礼の仕方一つ、座り方一つでも「こなれ感」は案外わかるものです。

経歴には空白の時期があり、「スキルアップの期間にしていました」と話してくれるのですが、これだけ面接慣れしていると、どこかの病院に入ってすぐ辞めて、また入って辞めて、を繰り返してるんじゃないかなと勘ぐってしまいます。

そして先述の通り、「すぐ辞められる」ことは病院側にとって何としても避けたいこと。早期退職を繰り返している看護師さんは、正直に言うとよほど人がいない限り雇うことはありません。

「職場がブラック過ぎた」「当初聞いていた条件と違った」など看護師さんにも言い分があることは分かるのですが、面接では前職の悪口を言うのもNG、正当な理由を伝えたつもりでも、どうしても印象は悪くなってしまいます。

ですからまずは早期退職と言う前歴を作らないことが大切なのですが、そう思わせないことも大事です。特にそのキャリアが既に残ってしまっている人は、面接ではなるべく「こなれ感」を出さないようにしましょう。

また、どんな看護師さんであっても、面接の練習をしすぎるのは良くありません。どうしても、練習をして推敲を重ねるうちにあなたから出る言葉が「練習した言葉」になってしまうのです。

沢山練習をするのは良いことじゃないかと思うかもしれませんが、練習を重ねた言葉はどうしても嘘っぽく聞こえてしまうものです。

また、覚えてきた言葉を言おうとすると、相手の聞きたいこととズレがある回答をしがちです。それが先述した「コミュニケーション能力が無い」と思われる原因にもなってしまいます。繰り返しになりますが、面接では相手が聞いていることに端的に答えることが要求されるのです。

経験上、面接練習は【転職を決めた日からなるべく早くに1回、3日前にもう1回】これがべストです。

そして練習相手ですが、お友達や家族はNGです。面接官の評価基準を知らない人に見てもらっても、たいていの場合は的外れなことを言われて逆効果になってしまいます。

看護師転職面接必勝法③志望動機で伝えるべきこと

面接で圧倒的に大事なのは「志望動機」と「自己PR」の二点です。自己PRに関しては様々なアプローチの仕方が有りますし、実際に私が面接をする場合も細かくランク分けしています。10人の応募があれば、1位から10位まで点数をつけてくれと言われればつけられる自信があります。

しかし、志望動機に関してはまず順位付けが不可能です。なぜなら、0点の応募者が多すぎるからです。転職カテゴリーの他の記事でも度々書かせて頂いていますが、かなり多くの看護師さんが、0点の志望動機を書いてきています。

ですから、0点じゃない志望動機を書いてくれた時点でかなり大きなアピールになります。

では、なぜ0点の志望動機を書いてしまうのでしょうか。志望動機とは「本当にここで働きたいんだ」という気持ちを伝えること、そんな単純なことです。しかし、多くの方が、

1「ここじゃなきゃダメ」の根拠を述べていない
2「なぜ?」が一つ足りていない
3自分のことしか考えていない

という3つの超マイナス要素によって、0点の回答をしてしまうのです。

例えば、「私は消化器内科に長年勤めており、この先も消化器内科での看護を極めたいと思っています。ですから、消化器内科として地域トップクラスの実績がある貴院に勤めることで成長したいと思っております」

こんな志望動機を書いた場合、多くの面接官にとって0点の評価になるでしょう。この回答を例に解説していきます

1「ここじゃなきゃダメ」の根拠を述べていない

ここで働きたいという気持ちを伝えるには、まず「ここ」と「ここ以外」の比較を十分に行い、「ここにしかないポイント、ここにしかない特徴」を探さないといけません。ここじゃなきゃダメ=他の病院と変わりがきかないということなのです。

今回の回答で言うと、消化器内科で地域トップクラスということは、地域内に他にも消化器内科トップクラスの病院が有るということです。消化器内科単科の病院もあるはず。うちじゃなきゃダメな理由になりません。

唯一無二の特徴を有している病院はそうは有りませんから、いくつかの特徴を合わせてオンリーワンを作ると良いでしょう。例えば、「消化器内科で地域トップクラス」+「3交代制のシフト」+「専門看護師取得のフォロー体制」など特徴を合わせれば、「なるほど、その3つを満たすのは確かにうちだけだね」と思ってくれるでしょう。

理想を言えば上記のような客観的な基準で答えられるとベストですが、オンリーワンを作るのがどうしても難しければ、主観的な基準で考えてもOKです。(一般的にはそうじゃなくても)私にとって最も成長に繋がるのが貴院だ、最も働きやすいのが貴院だと自分なりのチェックポイントを基準にしたうえでココしかダメなんだと伝えられれば充分違いを作れます。

「貴院が第一志望なんです、貴院しか考えていません!」
そんなことを何度絶叫しても、面接官には全く伝わりません。誰でも言えますし、嘘でも言えるからです。
大切なのは、「本当に行きたいと思っている人じゃないと知らないはずの情報」を面接官に伝えることです。
もし「鬼滅の刃が大好きなんです!」って言ってるのに冨岡義勇を知らなかったら、好きちゃうや~ん!ってなりますよね?(^^♪

2「なぜ?」が一つ足りない

私は、看護塾の生徒たちに「なぜを3回繰り返して志望動機を作ろう」と伝えています。自分の中で当たり前のことも、初対面の面接官にはブラックホール、なぜあなたがその思考に至ったのかは見えてこないのです。ですから、なぜ?を繰り返し論理性を高めた回答を作る必要があります。

今回の回答例だと、消化器内科で務めたい理由を「長年勤めてきたから」と回答していますが、「なぜそもそも消化器内科に勤めたのか」も面接官には全く分かりませんし、「長年勤めた→今後も続ける」という発想が普通な人もいれば「長年続けてきた→そろそろ新しいことに挑戦」が普通だと考える人もいます。

そう考える人にとっては「長年続けたから今後も続ける」は、当然の動機にはならないのです。むしろ、今から他の科で新しいことを学ぶのが面倒なのかな、チャレンジしない人なんだなと思われる可能性だってゼロではありません。

ですから、消化器内科の看護で魅力に感じていることをしっかりと伝えたうえで、だから消化器内科の看護師として成長したい、そのためには、ここで働くのが最も良い道なんだということを明確にする必要があるのです。

3自分のことしか考えていない

ただし、このまま終わってしまうと、自分のことしか考えていない自己中看護師さんになってしまいます。自分がこうしたい、こうなりたい。もちろん、本心としてはそれでいいでしょう。

しかし、病院はあなたのために有るわけではありません。面接官も、あなたのことだけを考えて採用するわけではなく、病院全体のことを考えて採用しなくてはいけません。

ですから、私は貴院の中でこんな貢献ができる、自分の経験が貴院にとってもプラスになる、だから志望したんだというアピールも加えたいところです。

病院(勤務先)のことまで考えて転職活動なんてしないだろ!と思われるかもしれませんが、面接とは病院とあなたのお見合いのようなものです。相手のことを考えず一方的に自分のことばかりアピールする人は、確実に振られますよね(笑)

面接官も人ですから、面接にも相手を慮る視点を持っていただけると面接官にとって遥かに印象が良くなります。

それに、実際に病院の役に立つポイントを見つけようとすること、自分がここで働いて特に力になれるのはどんなことだろうと考えることは、あなたにとってその病院が合っているのか考えるうえでも非常に役に立ちます。

あなたと病院の相性をじっくり考えることは、実際に働いてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する事態を回避することに繋がります。

看護師転職活動必勝法④面接官にアピールする際に有効なポイント

面接で圧倒的に大切なことは「志望動機」と「自己PR」だと言いました。では、次に大事なのはどこでしょうか?これは面接官や病院によって変わってくると思いますが、

「最後に何か聞きたいことはございますか?」

この質問への返しはどの病院・面接官も重視していると思います。なぜなら、面接は常に面接官主導で動いていきますが、ここだけは唯一あなたが話題(テーマ)を選択できるポイントだからです。

ここで適切なテーマを選択できると、グッと評価が高まります。

長期的な視点で転職活動をしていることが伝わるようにする

では、何を質問すればよいでしょうか。特に有効だと感じるのは以下のような項目です。

  • キャリアデザインのフォローアップ体制に関すること
  • 師長や部長と言った役職の就任に関すること
  • 定年や再雇用制度に関すること

いずれにも共通するのは「長期的な視点で働こう考えているのが伝わる」ことです。前述のとおり、早期退職は病院側にとって最も恐れること、はっきり言ってしまえば能力よりも大事です(病院関係者は、絶対そんなことはっきり言いませんが💦笑)

ですから、この人はうちでずっと勤め上げようとする気持ちが有るんだな、というのをちゃんと伝えられると、印象がグッと良くなり、その他大勢の応募者と差を付けられるのです。

面接官を唸らせるには、あなただけの意見を織り交ぜたり情報を編集すること

また、あなた自身の言葉で語ることも大切です。

例えば、病院のHPに書いてある病院や病棟、看護部の理念、それらを引用して使う人がいます。大抵はそれに「感銘を受け」「共感し」と言った感想が載せられて、志望動機として語られるのですが、面接官は「またか」「あ、結局そんな深くは調べていないのね」としか思いません。

転職活動を真剣にして来なかった看護師さんは、HPで病院の理念を調べることが「ちゃんと病院を調べた証拠」になると、アピールになると思っているかもしれません。

しかし、HPやパンフレットに書かれているようなことは面接を受ける者として、いえ、そこで働こうとする者にとって必要最低限の調査であり、発言数(PR出来ること)が限られている大切な面接の中でそれをそのまま伝えることは「私は貴院について必要最低限のリサーチをしただけで面接に臨んでいます」というマイナスアピールにしかならないのです。

もしあなたがお見合い、、お見合いの例はもう時代に合いませんね(笑)マッチングアプリで恋人探しをしたとしましょう。興味が無い人のプロフィールは、見て終わりでしょうが、気になる相手だと「もしこの人と付き合ったらどうなるかな?」と考えるはずです。休日は合うかな、見たい映画は被るかな、旅行するならどんなところ?そんな風に、一緒に過ごす場面を想像したうえで、いざ会うときは「私も邦画より洋画が好きなんです」と調査結果を報告するはずです。

面接も同じです。大切なのは、記事内でも紹介した自身とのマッチングです。HPに書かれている病院の方針や理念は、自分が今までしてきた看護とどこが似ていて、どこが違うのか。研修システムは自分の学び方と合っているのか。勤務体系やシフトは自分の人生設計やプライベートの過ごし方に合っているのか、じっくりと検討し、その結果を伝えることが大切なのです。

まとめ

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