看護臨床実習指導者の給料・待遇や必要スキル・資格、やりがいは?

看護臨床実習指導者
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こんにちは!かっきーです。今回は皆さんもお世話になったことが有るでしょう、看護臨床実習指導者をご紹介します。彼女たちの仕事は、実習前の計画から実習後の評価まで含まれますし、実習中も学生さんが帰った後に山のように業務が残っています。皆さんが見ていた実習指導者さんの姿はきっと一面にすぎません。実習指導者の仕事に興味がある方は、ぜひ裏側まで覗いてみて下さい。

【この記事を読むメリット】

  • 看護臨床実習指導者の業務・待遇・やりがいや大変なことがこの記事ですべて分かる!
  • 後悔しないために、看護臨床実習指導者に向いている人、向いていない人の特性が分かる!
  • 看護臨床実習指導者になりたいと思った場合の転職活動の始め方や履歴書・面接の対策が分かる!
  • 記事を読んでもわからなかったことは個別に質問・相談できる!

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目次

看護臨床実習指導者の給料・待遇や必要スキル・資格、やりがいは?

教えるとは、希望を語ること

学ぶとは、誠実を胸に刻むこと

アラゴン

こんにちは、かっきーです!今回の記事では皆さんも学生時代にお世話になった看護臨床実習指導者について、その業務内容や待遇、やりがいや大変なことを紹介します。

更に、どんな看護師さんが向いているか、また、転職活動をどう進めてどう戦えばよいかについても、ご紹介します。

最後まで読んでもわからないことが有れば個別に相談に乗りますので、どうぞ最後までご一読ください♪

看護臨床実習指導者とは?

看護臨床実習指導者
学生に優しく指導をする臨床実習指導者

看護実習、、それは看護学生が避けては通れない、一種の通過儀礼にして看護学生最大の試練。

担当の教官はどんな人だろう、優しい人だと良いな、理不尽なキレ方しない人だと良いな。皆さんもそう祈った経験があったと思います。

その、祈られる側の看護師さんが、臨床実習指導者です(笑)

臨床研修指導者には二つのパターンが有ります。

  1. パターンA→自身が務める病院で選任され、普段の看護師業務と実習指導教官の両方をこなす。
  2. パターンB→実習指導を専門とし、様々な実習実施機関で実習指導のみを行う。
    (今後この記事ではそれぞれをA、Bと呼称します)

基本的には、病院から選任され、研修を受けた上でAを経験した看護師さんが、実習指導の仕事に魅力を感じ、他医院でも随時募集している臨床実習指導者に転職を希望、Bとなるパターンが多いです。

逆に言えば、Aを経ることなくいきなりB!というパターンは少ないです。

なぜなら、臨床自習指導者になるには厚生労働省の定める研修の受講が必要で、その研修は240時間もあり、それをド平日の昼間に受講しないといけないからです。Aであれば病院側が受講と両立できる勤務スケジュールを組んでくれますが、その過程を経ずにいきなり実習指導者をやろうと思ったら、自身で看護協会などが主催する研修に参加し、研修期間は週2、3回程度のパート勤務で繋がなくてはいけません。

更に、受講には「所属する医療機関の推薦状」が必要となります。どこかの医療機関に所属している状態じゃないと受講自体が出来ないのです。ですから、例えば子育てを機に退職し、復帰後の仕事として臨床実習指導者を選びたいなら、退職前に研修を受講しておく必要が有ります。休職期間中や無所属の期間に研修を受けることはほぼ不可能なのです。

そのような事情から、一般的にはAで病院側から選任される→研修を受講→臨床実習指導を担当→魅力を感じたら臨床実習指導のみを行うBを希望(院内でそのような業務が無ければ転職も検討)という形になることが多いのです。

そのような事情から、一般的にはAで病院側から選任される→研修を受講→臨床実習指導を担当→魅力を感じたら臨床実習指導のみを行うBを希望(院内でそのような業務が無ければ転職も検討)という形になることが多いのです。

看護臨床実習指導者の研修制度

看護師さんの研修

上記のように、研修受講によって看護臨床実習指導者の業務を行えるようにります。では研修はどのようなものなのでしょうか。病院で勤務を続けながら受講できるものなの?いつどこで開かれるの?試験はあるの?など、皆さんの疑問にお答えしていきます。

1実習指導教官の研修や講習は、いつどこでなんのために開かれるの?

1研修・講習の実施主体

実習指導者講習会の実施は厚生労働省がその方針を決定し、「都道府県又はこれに準ずるものとして厚生労働省が認める者」が主催します。これに準ずるものは、具体的には各都道府県の看護協会や独立行政法人、看護大学の附属病院や大病院などです。看護協会や独立行政法人は広く参加者を募りますが、附属病院や大病院は自院の看護師のみを対象に行うことも有ります。

2受講資格

厚生労働省の実習指導者講習会実施要綱には、以下のように定められています。

(1)看護師等養成所の実習施設で実習指導者の任にある者
(2)将来、(1)の実習施設の実習指導者となる予定にある者
(3)(1)の養成所で実習指導の任にある者

厚生労働省 実習指導者講習会実施要綱(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000194256.pdf)

3開講期間・費用

期間に関しては、同じく厚生労働省の実習指導者講習会実施要綱で、以下のように定められています。

(1)講習の期間は計8週間(240時間)とする。
(2)の期間の設定に当たっては、地域の実情に応じて複数回に分割した期間を設定することができる
(3)特定分野における保健師助産師看護師実習指導者講習会と合同で開催することができること

厚生労働省 実習指導者講習会実施要綱(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000194256.pdf)


費用に関しては、看護協会や独立行政法人の場合は有料、看護大などの場合は社員教育の一環として行われることもあり、その場合はお給料をもらいながら講習会に参加することもあります。

なお、有料の場合であっても、厚労省の教育訓練給付金制度を利用すると、金銭的負担は抑えられます。

4研修目的

これも、厚労省の実施要項に記載があります。

保健師養成所、助産師養成所、看護師養成所若しくは准看護師養成所の実習施設で実習指導者の任にある者若しくは将来これらの施設の実習指導者となる予定の者、又は上記養成所において実習指導の任にある者に対して、看護教育における実習の意義及び実習指導者としての役割を理解し、効果的な実習指導ができるよう、必要な知識・技術を修得させることを目的とする

厚生労働省 実習指導者講習会実施要綱(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000194256.pdf)

特に後半部分ですね、
1看護教育における実習の意義及び実習指導者としての役割を理解し
2学生が効果的な実習指導を受けられるような知識・技術を修得する
ことが目的と思って頂ければOKです!どの研修主催団体も、こちらの厚労省実習指導者講習会実施要綱に記載の目的を前提に研修を行います。

実習指導教官の研修では、どんなことを学ぶの?

主催団体によって講義の名称に違いは有りますが、研修で学ぶ内容は概ね以下の四つです。

1看護論

看護の機能や役割、健康の概念など大学で学んだことを学び直します。看護師さんであれば既知の内容のハズですが、学生時代に習ったことは看護師になるとすっぽり向けてしまうもの(笑)、学生に質問されて答えられないと恥ずかしいので、しっかり復習しておきましょう。

2看護教育課程論


看護教育課程の基礎知識を学びます。皆さんが大学時代に受けた看護師の卵養成プログラム、あれは、どの時期に何を学べば効果的な学びになるか、綿密に計算されてプログラムが組まれていました。これは、そのプログラム作りを学ぶ授業です。

3教育論

教育の原理、方法、学習者の心理、評価方法などを体系的に学びます。学校の先生になりたい大学生が教員養成課程の中で学ぶような内容です。一言で言えば「教え方を学ぶ」のが、教育論の授業です。

4実習指導演習

臨床実習の展開、指導案の作成、学生の評価を演習を通して学ぶのがこの授業です。1~3はほとんどが座学ですが、4はグループワークや模擬実習(実習の指導役や学生役をローテーションします)がメインです。大変そうですが、仲間が出来たり、サークルみたいで楽しかったという看護師さんも実は多いの

実習指導教官研修受講のメリット~指導教官に興味が無くても参加すべき!~

看護師さんのスキルアップ!

実習指導教官の研修は、自身の勤務先が大病院の場合、病院側から参加を促されることが有るかもしれません。その時点で自習指導教官に関心が薄かった場合、研修は受講するべきでしょうか。
研修を受講するメリットを考えてみましょう。

1看護師としての知識を復習でき、または今後の後輩指導に必要な知識・技術・心構えを学べる

講習担当者は病棟内でも評価の高い看護師が行うので、知識や技術面でも学ぶことが多いでしょう。心理学や教育学の知識は今後も後輩の指導に活かせますし、主任や部長など将来的に役職に就いた場合にも有益です。
また、病院によっては研修期間中もお給料がそのまま出ます。期間中は全て日勤で提示上がり、規則正しい生活の中でお金を貰いながら学びが得られるのですから、とても良い機会になります。

2様々な経験やバックグラウンドを持った看護師さんと交流を持て見識を広められる

研修には多くの科から看護師さんが参加するので、人脈を構築したり自身の看護観を広げることもできます。他科の看護師の話を聞くことは自身のキャリア選択に重要なヒントになってくれます。

3将来のキャリアを考える期間にできる

前述のように、臨床業務からは解放され、日勤のみになり、基本的に定時で上がれます。そして選ばれるのは多くは3~5年目の看護師さん。多くの仕事を一人でこなせるようになり、同時に先のキャリアについても考えるようになる頃でしょう。ですから、比較的余裕をもって過ごせる研修期間を、自身の看護師キャリアを再考する期間にしても良いのではないでしょうか。初々しかった学生時代を思い返しながら、、笑

4この先の転職活動の武器にする

先述の通り、研修の終了証は転職活動の際履歴書に書くことができます。後輩の教育ができるスタッフは病院にとっても非常にありがたい存在。今後の転職活動にも良いアピールポイントになります。

上記4点のように、研修受講には多くのメリットが有りますので、せっかく選ばれたのであれば参加してみると良いでしょう。なお、研修参加者に選ばれることを、「臨床の場から外された」とマイナスに捉える看護師さんがいます。しかし、それは誤りです。

病院にとって、看護学生の実習受け入れは病院の採用戦略の中でも最重要とも言える要素です。実習を受けた看護学生が、「この病院素敵だな、私も卒業したらここで働きたい」と思ってくれることは、病院にもとってもありがたいこと。

ですから、実習指導者の人選も慎重に行います。評価が低い者を実習指導者にはしません。ですから、選ばれたことは誇りに思ってくださいね!

看護臨床実習指導者の業務内容は?

臨床実習指導教官の業務は、多岐に渡ります。実習前・実習中・実習後で大きく変わってきますので、それぞれの期間に分けてみていきましょう。

実習前の業務

実習前にも臨床実習指導者の仕事はたくさんあります。準備で仕事の質が決まるのはどの仕事も変わりませんね。

1実習要項の作成

学生が学修成果を上げることができるよう、実習要項を作成し、実習目的、実習目標、実習スケジュール、実習評価方法、感染予防対策、災害時の対応等を作成します。要するに学生の実習中の行動の指針となるものです。

2実習前打ち合わせ


大学の教員と他の実習指導員と円滑なコミュニケーションを図り、スムーズな連携体制を整えることも大切な準備です。
具体的には

  1. 指導上での実習指導教員と実習指導者の役割分担
  2. 実習目標と実習科目の評価方法と評価基準等の決定
  3. 実習指導者と実習指導教員がもつ責任の範囲の決定
  4. 各学生の学習進度など必要な情報交換方法の決定
  5. 指導方法の方針の統一
  6. 特別な配慮が必要な学生の情報共有

等を話し合います。

実習中の業務

ベテラン看護師

皆さんも実習中は寝る間もないほど忙しかったと思いますが、それは臨床研修指導者も同じ。赤字でびっしりと埋まった添削を見て圧倒されたり憂鬱になった方もいらっしゃると思いますが、あれを書くのも相当大変ですよね。学校によって一人の指導者が何名の学生さんを担当するかは異なりますが、いずれにしても「寝る間もない」のは指導者も同じでしょう。

1担当学生の事前学習課題の添削

実習目標は全体として共有すべきものと、個々で設定すべきものがあります。事前学習の添削では、おそらく既に示されているであろう全体の目標の他に、学生一人一人の課題を把握して、到達点を設定するなど、個々の実習目的を明確にするような添削をします。

2行動記録・看護記録のチェック

間違えたところを正すだけが指導教官の仕事ではありません。できたことを承認し、学生のモチベーションを保てるかどうかが指導教官の腕の見せ所です。

実習は脱落者が多いもの。実習をきっかけに学校自体を辞めてしまう方も毎年一定数出てきます。どうしても課題に目が行きがちですが、褒めポイントを探しやる気を出させることも指導教官の大切な業務です

3実習生の技術指導、記録指導

座学で学んできた知識を実践することも実習の大きな意義です。学生の時期は早さや効率よりも正確で安全なケア技術を対象者に提供できるように指導することが大切です。実際の患者さんも、ケアへのリアクションをしてくれる人としない人がいますが、ドキドキしながら行った看護に何の反応も無いと、やっぱり寂しいもの。患者さんのリアクションが無い時は、指導者が一言添えてあげるなどのメンタルケアもしっかりと。学生にとって意義深い実習になるように心掛けます。

4カンファレンス参加

その日の実習を終えると、指導者者にどのカンファレンスを行います。一度目は学生とその日の実習を振り返り、二度目は学生の帰宅後、指導者・教員間で反省点を振り返り明日に備えます。

実習後の業務

学生が実習の全日程を終えた後も、臨床実習指導者の仕事は終わりません。「評価」という学生の一生を左右する重要業務窯ています。 

1記録評価


担当した学生の評価をします。実習は基本的に不可は付かないものですが、全力で取り組んだからこそ、現役看護師でもある指導教官にどう見られていたのかは評価はとっても気になるもの。意欲や態度を加味し、未来有る学生であることに十分配慮した評価付けを行ってほしいところです。

2指導者カンファレンス

実習全体の反省会のようなものです。大学や看護学校は今年の実習の成果を振り返り、来年はより良い実習ができるように、PDCAを回していきます。実習指導教官も今年だけの非常勤勤務かもしれませんが、今年だけでなく来年以降の実習をより円滑に意義深いものにする取りくみまでが臨床実習指導者の役割だと思ってください。

きにゃこ

カンファレンス漬けで私自身もしんどいですが、昔の自分を思い出しながら、学生たちに頑張れ!もうひと踏ん張り!今日で終わりよ!なんて心の中で叫びながら頑張っています。

看護臨床実習指導者の悩み

実習指導をし始めた臨床看護師が感じた困難と対応 Difficulties and copings for novice clinical instructors in nursing clinical practicum 伊良波理絵 嘉手苅英(沖縄県立大学紀要第17号2016年3月)

上記は、『実習指導をし始めた臨床看護師が感じた困難と対応 Difficulties and copings for novice clinical instructors in nursing clinical practicum』 伊良波理絵 嘉手苅英(沖縄県立大学紀要第17号2016年3月)から引用させて頂いた資料です。臨床実習指導者がその指導中に感じた困難が下記の13の項目に分けられています。

  1. 業務も指導も担うことによる困難(看護業務と実習指導の両立が出来ない)
  2. 実習指導者の看護実践力の不十分さに伴う困難(対応患者の疾患への臨床経験が不足)
  3. 体験に裏付けられた指導になっていないと感じている困難(同上)
  4. 指導者としての役割に伴う困難(指導に自信が持てない/学生の求めに応えられない)
  5. 学生の看護過程展開んいそった指導家庭に伴う困難(学生の看護過程の上手く辿れない)
  6. 学習者としての学生の言動に対する困難(学生の学ぶ姿勢が気になった)
  7. 学生の実践力不足により生じた困難(学生が患者や家族に配慮できていない)
  8. その場で対応すべき問題が患者に生じたことによる困難(患者に心身の乱れが起きた)
  9. 教員との指導家庭の分担に対する困難(教員に任され過ぎたら困る)
  10. 実習指導者としての自覚を促されることによる困難(先輩から指導の自立を伝えられた)
  11. 病棟スタッフに影響を及ぼすことへの困難(力不足で迷惑をかける)
  12. 教員の指導に対する気付きに伴う困難(学生に対する教員の対応が気になった)
  13. 教員に看護を委ねることに対する困難(受け持ち患者のケアに教員に入ってもらうか迷う)

そしてこれらの困難の対策として

  1. 指導者の予備知識の充足
  2. 振り返りの機会の設定
  3. 体験の共有
  4. 同僚や管理者からの助言
  5. 教員との話し合いの場の確保

などが挙げられています。
皆さんも看護臨床実習指導者となった場合は、組織にそのような仕組みが備わっているか確認しましょう。もし無ければ、自身が提案したり、リーダーに相談するなどし学生がより良い学びを得られる環境を提供してあげてください。

看護臨床実習指導者に向いている人は?

ここまでで、看護臨床実習指導者の仕事に興味を持った看護師さんもいらっしゃると思います。では、どんな方が実習指導者に向いているのでしょうか。ポイントをまとめました。

1ダメなところよりも、良いところに焦点を当て前向きな指導ができる人

30代以上の方は、臨床実習の指導教官というとただただ厳しいイメージが有るかもしれません。確かに、人の命に係わる看護師という仕事の、責任の重さや厳しさを伝えることも実習の役割でしょう。

しかし、厳しさが前面に出過ぎると、学生が指導教官からも、実習自体からも、一歩引いた関わり方をしてしまいます

せっかくの学びの機会が消極的になり、「怒られないこと」「指摘されないこと」が一日の目標になってしまい、効果的で自主的な学びに繋がらないということがわかってきました。

ですから、昨今は指導方針自体が【看護師の仕事に希望を持ち、前向きに今後の学習に取り組んでもらえるよう促す

ことに変わってきています。毎日怒られ、泣かされた経験を持つ看護師さんは「甘い!そんなんじゃダメよ!」と言いたくなるかもしれません。

しかし、【委縮させるよりも、自主的な学びを促す方が優秀な看護師が育つ】という実証学的根拠が既に出ています。加えて、「優しい指導」には、実習先の病院を好きになってくれ、就職先に選ばれやすいという病院にとっての実経営上のメリットもあるのです。

そんな変化もあって、今の看護学生にとっては、むしろ優しく励ましてくれるお姉さんというイメージがあるようです。

「自分も実習がつらかったから、学生たちに厳しくできる自信がない」と、優しさゆえに臨床実習指導者には向いていないと思っている看護師さんも多いのですが、今はむしろその優しさが指導者としての適格性になっているのです。

看護師の模範となり、厳しさを超える優しさを持ち、学生が自ら相談できる環境を作り、背中を押すような役割が、今の臨床実習指導教官には求められています。

ダメなところではなく、自然と人の良いところに目が行き、素直に褒めてやれる人は、今の時代の臨床実習指導教官に向いています

ぜひ挑戦してみて下さい。

自身の看護師キャリアややりがいを見失い、悩んでいる人

実習指導者研修や普段の実習指導業務のカンファレンスなどで様々な科の看護師と交流を持つことができます。他科の事情を聞いたり、キャリアの相談をしたり、看護師としてのビジョンを広げられるのも実習指導教官のメリットの一つです。

実際に臨床実習指導者を担当した看護師さんの声も聞いてみましょう。

「最近自主的に勉強することもなくなっていましたが、頑張ってる学生を見てると、私もこんなんじゃ偉そうなこと言えないと、指導しながら恥ずかしく思いました。看護師を目指した頃の気持ちに戻って、もう一度頑張ろうと思います」(7年目いるみさん/NICU)

「私が担当したのは自身で臨床経験のない血液内科。学生の指導をしながら、その後にベテランの指導者に指導を受ける日々でした。私がこんなんじゃ学生に申し訳ないと、新人時代以上に勉強をしました。自分のためじゃなく学生のためと思うと自然と頑張れる自分に気づき、学生の指導こそ私のやりたいことだと感じました。嫌々やらされた実習指導教官でしたが、これをきっかけに、看護大の教員を志すようになりました」(6年目さいたまさん/消化器内科)

上記のように、学生から受けた刺激が自身の成長に繋がったり、キャリアのヒントになる人も多いようです。

臨床実習指導教官自体を一生の仕事にすると決めた方は勿論ですが、まだ自身の進む道を決められなかったり、看護師のやりがいを見失っている方は、一所懸命な学生の姿に感じることが有るかもしれません。

看護臨床実習指導者のやりがいは?

人は教えることによって、もっともよく学ぶ

セネカ

看護臨床実習指導者を経験した看護師から多く挙がるやりがいは、
1学生の未来に関わり、成長を見守れることへの喜び
2自身の成長やモチベーションに繋がる
の二点です。それぞれ看護師さんの声を集めてみました。

学生の未来に関わり、成長を見守る喜びや充実感

「〇〇さん(私)のような看護師になりたいですと言われたときは泣いた!患者さんに言われるありがとうとはまた違った充実感がある」

「初日、すごく不安そうな顔に自分の学生の時を思い出し、素直に応援したい気持ちになった。親心のような。うちの病院に務めてくれてまた会いたいねと話したから、私もまだ辞められなくなりました(笑)」

「学生が看護師になって病棟に出るのを楽しみに思ってくれるか、嫌だなあと思うかは、実習指導教官にかかっていると思います。厳しいだけでも優しいだけでもダメなのでバランスが難しいですが、希望をもって看護師を目指せるよう心掛けていました。今後の後輩指導にもこの経験は生きると思います」

上記のように、学生の頃の自分を思い返して初心に帰ったり、応援したくなったり、成長する姿に喜びを感じたり、学生の頑張る姿から何かを感じたという指導者さんが多いですね!

自身の成長やモチベーションに繋がる

しろぽん

できることが増えるたびに目を輝かせている姿を見ると、私も向上心を持たないと!と奮い立たされた。学生の頃の看護師に憧れを持っていたころの気持ちに戻れた。ルーティンになっている患者さんへの接し方も、もっとひたむきに、思いやりのある看護をしないとと思えた。

きにゃこ

看護学生に指導する中で、自身が看護師として働く日常の中では気付けないことに気づけた。特に「考えて行動しなさい」言われる側から言う側になって、改めて重要さに気づいた。

しろぽん

自身を指導してくれた先輩の気持ちがわかり、厳しいことを言っていたのは私のためだったんだと感謝の気持ちを持てるようになった。苦手意識がなくなり働きやすくなった。

人に教えることは、人間の学習方法の中で最も学習効果が高いと言われています。私も普段講師業もしていますが、自身が生徒から教わることもあるものです。僕はお金貰って生徒は払って、申し訳ないなあとも思ってしまいます💦笑
そのように、自身の学びにもなり、今後の看護師キャリア自身に繋がる点も実習指導者のメリットですね。

看護臨床実習指導者の待遇や働き方は?

看護実習臨床指導者の待遇や、各パターンで全く異なります。

Aパターン(看護師として勤務しながら自院で行われる実習の指導も行う)

お給料

1給料・手当

Aパターンの場合、基本給は今働いている給料から変わることは有りません。指導者手当も、出る病院と出ない病院が有りますので、あなたの病院がどうなのか、事前に確認しておきましょう。

ちなみに、きちんと手当を出してくれる病院は、
➀看護師の教育に力を入れている
②人事部、医事課などの院内の他部署と看護部がきちんと連携が取れている
③看護部が病院内で発言権が強い=看護師さんにとっては働きやすい病院
の可能性が高いです!

2働き方

実習期間中は勤務が日勤のみの土日祝休みになりますので、夜勤が苦手だったり、生活リズムを整えたい方には、魅力的な勤務体制になるのではないでしょうか。

Bパターン(実習指導者として働く)

1給料・手当

実習指導専門の看護師さんの給与は正直なところ高くはありません。月22~25万円くらいが中途採用者の初任給相場です。

また、完全に実習指導専門で正社員として働く道はかなり限られています。学生の実習が有る期間は限られていますので、どうしても実習の無い期間は通常の臨床業務を行うことが条件になったりします。

ただ、前述した「実習指導者の困難」でも見たように、臨床経験の不足が指導者の悩みに繋がることも有りますので、指導者として成熟するためにも臨床経験は必要と前向きに考えましょう!

それでも完全に実習指導教官以外の業務はやりたくない場合は、看護師さんの転職サイトや人材派遣会社に登録し、パート勤務や自習期間中のみの期間雇用、業務委託を転々とする働き方も有ります。

この場合、どうしても給与や手当の面では正社員に劣りますが、やりたいことが出来る環境に金銭面以上の価値を見出し働くことは、素敵な選択肢だと思います。

2働き方

基本的に日勤のみで暦通りの勤務になります。実習自体は午前→午後の早い時間帯で終わることも多く、記録確認や添削、翌日の実習準備などを学生が帰った後に行い、18時には退勤ということが多いです。

ただ、仕事に慣れるまでは、学生にどの深度で伝えるか、一人の添削にどれくらい時間を掛けるかなど、試行錯誤が続くと思います。最初の1,2年は帰宅が22時過ぎるなんてことも有るようです。

また、受け入れ先の大学(看護学校)によって、担当する学生の数や指導範囲も大きく変わってきますので、よく言えばメリハリがあり、悪く言えば一年の中でも忙しさに波が有る業務になります。

看護臨床実習指導者になるには?求人の探し方や面接㊙合格法!

転職活動

臨床実習指導者の求人は正直多くは有りません。特に現在のコロナ禍では実習もオンラインになるなど、仕事がなくなり困っている指導者さんたち多くおりました。その方たちはやむなく仕事の変更をした方もいらっしゃるでしょう。

しかし、現在は多くの学校が実習も再開しており、今後臨床実習指導者を目指す人にとってはチャンスと言えます。

1求人の探し方

前述のように、臨床実習指導者は2つのパターンがありますので、パターンごとに目指し方を紹介していきます。

Aパターンを経てBパターンへ


基本的には、まずAパターン、自院での実習指導者に選任され、研修を受けるところからスタートすることになります。中には志願制を採用している病院もありますので、院内の情報収集をして募集を見逃さないようにしましょう。指導者研修を受けれれれば、その後Bに進む際はかなりアドバンテージになります。

Bは、自院でそのような実習指導者専任の勤務体系が有ったらラッキー!人事部に相談してみましょう。無ければ、転職先を探すことになります。自習指導者は、研修が厚労省の研修が臨床経験三年以上を要求していることもあり、概ね3年以上、もしくは5年以上の臨床経験を要求されることも有ります。その他にも【大卒以上】【〇〇科での勤務経験】など、その他の条件が課されていることもあり、実習実施機関によって求人の応募条件は様々です。

いずれにしても、繋がりのない病院の求人を探すことは個人では困難なため、大手の転職サイトに登録し、担当者に実習指導教官をやりたい旨を伝えるのがベストです。

いきなりBパターン


さて、そもそも自身の病院で実習の受け入れを行っていなかった場合は、ほぼAの道が消えてしまいます。どうしても実習指導者になりたい、その為には転職も辞さないという場合、実習指導者への道は以下の3パターンがございます。

  1. 実習を受け入れている病院に勤めAを目指す
  2. 2退職前に推薦を貰い、退職後に自由な時間を使い研修を受け、Bの求人を探す
  3. 3研修受講から面倒を見てくれ実習指導者として採用してくれる病院を探す

最も現実的なのは1になりますが、どうしても転職先の病院で実習担当になるまで2,3年はかかってしまうと思います。長期的にキャリアを考えている方は1を目指すのが無難でしょう。

いずれにしても、1同様、自力での求人検索は難しいため、複数の転職サイトに登録し、実習指導者を志していること、厚労省の研修はまだ受けていないことを伝えましょう。

注意点がひとつ!実習指導者のそれほど求人は多くありません。ですので、転職サイトの担当者さんの中には自分の都合を優先してあなたの希望をないがしろにしてしまう人もごく少数ですが居らっしゃいます。実際に、私の元生徒の3年目看護師が実習指導者になりたいと大手転職サイトに相談したところ、全く関係ないC病院(実習の受け入れもしていない中小病院)を紹介されたことが有ります。おそらく担当者さんは

(C病院から夜勤入れる看護師さん急かされてるんだよなぁ、、実習指導してる病院なんて今担当してないし、実習指導者は諦めてもらってC病院をお勧めしよう!)

とでも思ったのでしょう。確かに実習指導者の求人は看護師に比べると遥かに少ないです。とはいえ、需要も供給も昔から絶えず有るお仕事です。すぐに見つからなくても、腐らずに、スキルアップしながら、募集を待ちましょう。

2臨床実習指導者の履歴書の書き方と面接対策

臨床実習指導者の求人が見つかった場合、一般的な看護師の採用と同様、

応募→書類審査→面接→採用という過程を経ます。

看護師は引く手あまたの売り手市場ですが、実習指導者は買い手市場です。採用率は看護師ほど高くないので、応募の段階で綿密な戦略を立てる必要があります。

履歴書の書き方

第一関門は履歴書ですが、まずはどの職種を受ける際も必要になる知識を以下の記事にまとめていますので、はじめにご覧下さい。

それでは臨床実習指導者の履歴書対策に進んでいきましょう。履歴書で見られるのは経歴・自己PR・志望動機の3点で、この三つが相互にリンクしていること、一貫性があると理解させることが大切です。

例えば
経歴:今までずっとNICUで勤務してきたことがうかがえる
自己PR:人工呼吸器の扱いは自信がある
志望動機:学生時代実習指導者の姿を見てナースを志した、私も看護師を目指す若者たちの力になりたい

だと、今までの経験・自分の強みがこれからの人生に生かされそうにないですよね。これだと、シンプルに優秀な人材とみなされなくなってしまいます。

例えば企業を志し、銀行や商工会議所でお金を借りたいと思ったとき、融資の審査で最も重要になるのが「その業界でのキャリア」です。どんなに優れた事業計画書を書いても、自己資金が用意できても、経歴には勝てないのです。なぜなら、彼らは長年の経験から、関連する業界でのキャリアこそ成功のために最も必要だと理解しているからです。

逆に言えば、キャリアを生かすことが自分を生かす最も有効な道だと言えます。起業と転職は全然違うと思うかもしれませんが、お金を貸す銀行と採用する面接官の気持ちは実は似ているのです。

勿論、起業の際も業界でのキャリアが無い分常識に縛られず、革新的な手法で大成功するかもしれません、しかし銀行にとっては借り手が大成功しても小成功でも受け取る利息は同じですから、「大成功するかもしれない」よりも「失敗しない」ことが大事なのです。

面接官の心情もそれに似ています。雇った人が「チームの輪を乱す」とか「すぐ辞めた」となっては面接官は肩身が狭い。一方、もの凄くいい人材だったら、面接官ではなく所属したチームの直属の上司の教育手腕ということになります(笑)

今までのキャリアによって出来た自身の強みを生かし、次の仕事に生かそうとしている人は、採用する側にとって失敗リスクの低いとても魅力的な人材なのです。

こんな裏側は、看護師さんが応募者の立場で書いている面接対策では全く触れられていないと思いますが💦(笑)

成功・失敗という観点だけでなく、やはり今までの経験を生かそうとすること、少なくともその大切さを知り転職で自分をアピールしなくてはいけない場で活用できることは、やはり優秀な印象を受けます。

逆に、上記例で挙げたような意図が感じられない自己PRや志望動機を見ると、この子は学生たちにちゃんと手段と目的を道筋立てて指導ができるかな?と不安になってしまいます。

経歴→(によって)自己PR→(だから)志望動機と繋がるような履歴書を書くこと。面接で履歴書の内容に反することは言えないので、綿密に計算して書きましょう。

不安がある方は添削いたしますのでお気軽にご連絡下さい♪

また、以下の2点にもご注意ください。

注意➀履歴書・職務経歴書の様式に注意!

実習指導教官は基本的に正社員ではなく期間雇用やパートの募集になります。ですから、履歴書もパート用のものを使うことが多いでしょう。しかし、市販のパート用履歴書はA4一枚サイズで指導動機や自己PRも記載する欄が少なく、経歴以外に書けることも長所・短所くらい。あなたの思いをアピールするには不十分なものをも多いです。これではいけません。少なくともA4二枚分で100文字程度は志望動機・自己PRを記載できるものを選びましょう。

注意②履歴書は送付する前に必ず写メっておく!

志望動機・自己PRは、面接で具体化して話すことになりますので、必ず書いた内容を写真に取って保存しておきましょう。履歴書に何て書いたか忘れた、、なんて致命的なことにならないように。

履歴書に書いたことを忘れる=履歴書には噓を書きましたと言っているようなものです。本当の気持ちなら、思っていることを言えば良い。忘れるなんてことはないですからね💦

面接では何を話せばいいのか

では面接対策に移りましょう。面接に関してもまずはどんな職種を受ける際にも必要になる知識を以下の記事にまとめてあります。こちらは全三部作で大変長くなりますのでお時間があるときにご覧ください。

看護臨床実習指導者の面接では、上記の原則を理解し、一般的な質問の意図と回答の注意をまず押さえます。病院研究が必要な点は看護師としての転職活動と同じです。あなたは病院を背負って学生の指導をするわけですから、病院の理念や風習は押さえておく必要があります。

そのうえで、以下の回答も準備しておきましょう。

  1. 指導者としての心構え
  2. 指導者実習で学んだこと
  3. 自分が指導者に向いていると思う点

共通するのは、「指導する立場」をどう認識しているかという点です。

皆さんも実習指導者の姿を見て私もこんな看護師になりたい、この病院に行きたいと思ったことがあるのではないでしょうか。そのように、実習指導者の姿は学生にとってそのまま未来の自分の姿として写ります。

その自覚を持って学生が看護師という仕事の厳しさを感じつつも、やりがいや魅力を感じられるように導ける指導者が理想的な実習指導者です。

私も長年学生の指導をしていますが、彼女らは「教え方がうまい」「優しい」だけでは(表面的には好かれても)尊敬を得ることはできないと感じています。

彼女らが心の底からこの人についていこうと思ってくれるのは「私のためにここまでしてくれてるんだ」と感じた時です。

例えば私は関係代名詞を教えるにも生徒全員にそれぞれの趣味に合わせた違う例文集を渡していました。主語をTomにすれば全員同じ文で作れるのですが、趣味に合わせAdoにしたりSyo Hiranoにしたりして全文書き直すのです(笑)こうすれば、関係代名詞の説明用の味気ない一文も、「先生が私だけのために用意した文」になります。

相談を受ける際も、詳細をメモっておいて、忘れたころにも状況を聞いたりします。そうした積み重ねが「先生は私のためにここまでしてくれる」「私に親身になってくれている」という思いに繋がり、信用に繋がります。そうして、先生が頑張ってくれてるから私も頑張らないと、、と机に向かうようになる。宿題を鬼のように出すよりもずっと効果的です。

そんな風に、目の前の学生の為にどこまでできるか、自分の一挙手一投足がどう思われるかを意識した行動が出来るかが、指導者に必要な要素です。面接官も、そこを見ています。

学生の気持ちはわかるけど、病院が実習指導教官の面接でそんなことまで考える?と思うかもしれませんが、、考えます!(笑)

ちょっと嫌な話かもしれませんが、実習は病院にとって新卒採用のPR活動の一つでもあるからです。実習指導者には、学生を育てるだけでなく、「あの先生がいる病院に行きたい」と思ってもらえるような魅力的な看護師さんでいて欲しいのです。

逆に、さほどアピールにならないのは看護師としてのスキルです。みなさんも、現場で求められるスキルと学校で習うスキルは違い新人の頃はそのギャップに苦しんだこともあると思います。実習では現場のスキルではなく教科書通りの対応を教えます。ですから、現場仕様の実践的スキルは求められないのです。

それよりも、学生がミスをしてしまった場合の対応力やフォローできる思いやり、そして先に伝えたような、学生のためにここまで頑張れるんだという人間性が求められます。

面接では、あなたの指導に掛ける想いを、自分が学生だった時の指導者さんとのエピソードを踏まえ伝えると良いでしょう。良い見本を見ているあなたに安心感を持ってもらえます。

まとめ

やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

山本五十六

この言葉が示すように、教育というのはとても奥深いもので、教わる者の成長は指導者の人間性に大きくかかわっています。おそらく皆さんが学生の頃、実習はとても不安だったと思います。教わった知識・技術を実践できるか、失敗をして患者さんに迷惑をかけないだろうか、そんな不安が一番でしょうが、怖い指導者だったら嫌だな、怒られたら嫌だな、と指導者への不安もあったのではないでしょうか。

実習中も、クラスメイトと「私の教官はずれ。やる気ないし、イライラしてるし、最悪」とか「私は当たり!めっちゃ優しいし、褒めてくれる」なんて会話を繰り広げていたことでしょう(笑)

学生にとって、実習指導教官は憧れになったり、時に看護の道を諦める一因になったり。良くも悪くも、指導者の一言が学生の人生を変えることもある、とてもやりがいのある仕事です。

皆さんも、こんな指導者に教わりたかった、今の私だったらこんなことを教えたい、そういった想いが有るのではないでしょうか。看護師のたまごたちに伝えたいこと、そして、学生だった頃の自分に伝えたいことが有るのではないでしょうか。

当てはまる看護師さんは、実習指導教官を自身の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。それは、あなたの看護師キャリアをより輝かせる大きなステップになるかもしれません。

今回の記事を読んでもわからないこと、相談したいことがあれば、お問い合わせよりご連絡ください。記事を書いているかっきーが直接回答いたします。

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