面接官&病院運営者目線の㊙【採用される】看護師転職履歴書の書き方!

看護師面接
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こんにちは!かっきーです!今回は、看護師さんの転職活動の2歩目(1歩目は、転職先を探す段階)となる、履歴書の書き方について解説します。看護師さんや転職エージェントさんの目線で書かれた転職術は結構多いのですが、正直病院側から見ると、正論だけど病院の実情とは違うなあと思うことがとても多いです。ですから、この記事では病院目線、面接官目線でどんな履歴書が採用に繋がるか、本音で語っていきます!どうぞよろしくお願いいたします。

【この記事を読むメリット】

  • 綺麗ごとや一般論で済ませず、病院やクリニックの運営側が実際はどんなことを考えて履歴書を読んでいるか㊙情報を伝授!
  • 看護師さんが何に焦点を当て、何をアピールすれば採用に繋がるのか、病院のチェックポイントを項目ごとにアドバイス!
  • 封筒や写真、用紙の形式に規定は有るかなど、内容だけでなく細かい形式面までお伝えし、不安要素を全部解決!
  • 記事を読んでもわからないことがあれば個別に質問・相談ができる!

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目次

面接官&病院運営者目線の㊙【採用される】看護師履歴書の書き方とは?

転職活動の2歩目のステップとなる履歴書の送付。看護師さんのような売り手市場だと、なかなか履歴書の段階で落とされることは少ないので、本番は面接!と気を抜いてしまいがち。

ですが、履歴書で不採用にしなかったとしても、病院側は履歴書で大まかなイメージをあなたから受け取っています。面接時の質問も履歴書の内容をベースに考えますので、面接の方向性も大方ここで決まってしまいます。

あなたが訴えたいこと、アピールしたいことが有っても、面接で聞いてくれるとは限りません。履歴書の段階で、あなたが自分の伝えたいことを伝えられるように誘導する必要があるのです。

まずは履歴書選びから。あなたがアピールしたい項目に特化した形式を作ろう!

市販されていたり、書式をダウンロードできる履歴書は大きく分けて以下のように分かれています。

  1. 厚生労働省指定の履歴書
厚生労働省指定の履歴書

本人の適性・能力を基準に、公正な採用選考を推進する観点で、2021年4月から厚生労働省が推奨している標準履歴書です。個人情報や採用における一切の差別の撤廃を意識して作られています。

きにゃこ

「性別」の記載も任意になってジェンダーへの配慮が感じられます。それまでの規格(JIS規格)では一般的だった「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」のも無くなって、あくまで能力や適性で判断するべきという厚労省の姿勢が伝わりますね。

  1. 履歴をアピールできる履歴書
学歴・職歴に大きな枠がとられた履歴書

➀に比べ学歴・職歴の欄が多くなっています。もとから職務経歴書を別で用意する場合は不要ですが、履歴書にまとめる場合はこのように経歴が多くとられている履歴書だと、単にキャリアだけでなくそこで具体的に何をしてきたのか、どんな成果を残し、どんな成長に繋がったのかなど、【採用に繋がる】キャリアを積んできた自負がある方には有効です。職務経歴書を別に添付できる場合でも、学歴や学生時代の活動にアピールしたことがある場合、こちらの履歴書で学生時代の活動をアピールするのも有効です。

ただし、学生時代のアピールは、3年目、長く見積もっても5年目までの看護師さん限定です。看護師キャリアが10年もあるのに学生時代のアピールをされると、この人はそれを超えるようなキャリアを看護師業務の中で詰めなかったのかなと思われてしまい、マイナスです。

  1. 志望動機をアピールしたい場合の履歴書
志望動機に大きな枠がとられた履歴書

志望動機は転職活動の核になりますので、どんな人にとっても大切な項目です。ただ、具体的なエピソードは基本的に面接で話しますので、履歴書にはシンプルな記載でOKです。志望動機の履歴書での書き方はこの記事の中で紹介しますが、「トートロジー(後に解説)にならないように+その病院だけに通じる志望動機になる」ことを意識して3~5行程度で記載します。

しかし、倍率が5倍以上の大人気病院で、かつ履歴書の段階でふるいにかけられてしまう病院を受ける場合、履歴書の段階で相応のアピールが必要になります。

そんな場合は、こちらのフォーマットを使って、病院にとっても重要な志望動機を熱意をもってアピールするのも一つの手段です。

特に、経歴に自身が無かったり、病院の求める人材とは合わないかもしれない、、と一次通過の自信が無い場合、履歴書で逆転を狙うには志望動機に力を入れるのがベストです。

  1. スキルや個性をアピールしたい場合の履歴書
自己PRに大きな枠がとられた履歴書

経歴や志望動機では伝えられないあなたの魅力をアピールしたい場合はこのように自己PR欄を広く取っている履歴書を使いましょう。

応募先の病院や職種とあなたのスキル・強みの関連性が高い人に有効です。

また、どうしても聞いてほしいことがあるけど、通常面接では聞かれないだろうというポイントがある方は、履歴書に記載して興味を引き、面接の流れを誘導すると良いでしょう。

面接の最重要ポイントなのに、多くの人が間違えてしまう【志望動機】の書き方!

履歴書に書いた志望動機や経歴について、あなたの口から伝えることになりますが、特に注意が必要なのが志望動機の伝え方です。多くの方が、志望動機をまともに書けていません。

履歴書での【採用される】志望動機の書き方➀トートロジーを避ける!

例えば、ABC病院の血液内科を受けるときに

きにゃこ

白血病、多発性骨髄腫などの悪性疾患や再生不良性貧血などの難病指定疾患に苦しむ患者さんの助けになりたいと考えたからです!

と書いたとします。皆さんならこの志望動機に難点を付けますか?

病院側からすると、この志望動機は残念ながら0点です。何も言っていないのと同じ、志望動機ナシと言っているのと同じなのです。

納得いかないですか?ですが、あなたはABC病院の血内の志望動機を書いているのです。

つまり、書くべき志望動機は「なぜ数ある科の中で血内を選んだのか」と「なぜその中でABC病院を選択したのか」です。

先の回答は、それに対して「血液内科の患者さんを助けたいからです」とトートロジー(聞かれたことと同じことを繰り返すこと)で返しているだけなのです

私は、看護塾の卒業生たちには

  • 病院を選んだ理由とかを選んだ理由を分けてそれぞれ別に志望動機を考えよう
  • 「トートロジーにならない志望動機を書くために、それぞれ「なぜ?」を三回繰り返そう

と指導しています。

1なぜ血内を選んだの?
→化学療法や骨髄移植を行う血液内科は看護師の役割が大きく、やりがいがあると感じたから

2なぜ化学療法や骨髄移植を行うと看護師の役割ややりがいが大きいと感じたの?
→全身への影響が大きい治療で、患者さんの管理も局所的でなく全身管理が必要になるから。

3なぜ全身管理をしていく必要があると看護師の役割が大きくなるの?
→患者さんの全身管理は、患者さんに接する機会の多い看護師が担う部分が大きいから

これを繋げると「血液内科は化学療法や骨髄移植で全身管理が必要となり、患者さんに接する機会の多い看護師が担う役割が大きくなります。ですから、看護師としてのやりがいを感じられる機会が多いと感じました」となります。

これで、トートロジーは避けることが出来ました。後は、面接官に突っ込まれた時の具体的なエピソードを用意しておけば、志望動機はOKです(エピソードは、履歴書には書かなくて結構です)。

履歴書での【採用される】志望動機の書き方②【なぜ貴院じゃないといけないのか】の根拠を明確にする

次は、「うちの病院を選んでくれた理由」です。これは病院にとって最も聞きたい答えですから、当然志望理由に入れるべきですです。しかし、これも多くの看護師さんの履歴書から抜け落ちてしまっているのが実際です。

では、どのように書けばよいのでしょうか。

大切なのは、「なるほど、それは確かにウチを選ぶ理由になるね、いろんな病院をしっかり調べてきたんだな」とアピールできる内容にすることです。それが病院側も強みとして感じている要素であればなお良いです。

コツは、特徴を重ねることです。一つの特徴だけでは、「それなら他院でもいいのでは?」とか「あまり調べて無いのかな?」と思われてしまいます。そもそも、「この病院にしかないような特徴」なんて中々あるものではありませんからね。

ですから、いくつかの特徴を複合させて、貴院じゃないといけない理由を作るのです。

例えば、
「貴院の血液内科チームは県内初の同種骨髄移植を実施して以来、年間の移植症例数は常に圏内トップクラス、最新のエビデンスに基づいて質の高い医療を実現しており、地域を引っ張る使命感を感じながら仕事がしたいと思った点がひとつ。加えて、福利厚生で温泉施設に安く泊まれる点も、温泉好きな私には魅力的でした」と書いたとしましょう。

こうすると、採用担当者からも

たしかにウチの血内は県内トップクラスの実績が有るな。血内はB院もC院もD院にもあるけど、トップクラスとなるとB院かうちだな。温泉に目が言ったか(笑)福利厚生に力を入れた甲斐があったな。うん、この特徴を全部満たすのはうちだけだ、良く調べてるなぁ!

と感心されるのです。

履歴書での【採用される】志望動機の書き方③【待遇】と【人間関係】には言及しない!

給料や賞与の額、福利厚生の充実を志望動機に加えてもいいんですか?と聞かれることが有ります。

答えとしては、「給与・賞与など直接的にお金に関わる部分は触れない方がいいですが、福利厚生については疑問点を質問するなどしっかりと触れたり、志望動機に加えてもOK」です。

看護部として、または病棟としての特徴が見つからなかった場合や今回のようにトリッキーな福利厚生を置いている病院(温泉施設無料は実際に有った福利厚生です!笑)は、敢えて動機に加えてみても良いでしょう。

また、病棟の人間関係が良いことなどを志望動機にするのは、よくありません。人間の悩みの9割は人間関係に由来するものと言われるくらい、人間関係はどんな人にとっても大きな関心ごとでしょう。ですが、それでもやはり履歴書には書くべきではありません。理由は3つあります。

  1. 病院側は人間関係を理由にした志望動機は見飽きた!個性を感じない
  2. 人間関係は相性もある。実際入ってみないとわからない。人の評価や噂で判断できることではない
  3. 人間関係が原因で辞める人は、実は人間関係を乱している側の一人の可能性もある

特に③については、心外に思う看護師さんも多いと思います。しかし、病院も企業も、(特に規模が大きくなるほど)実は適当に判断して採用しているわけではなく、データを軸に根拠をもって採用活動をしています。

よく学歴社会と非難されますが、実は企業は学歴が高いから雇っているわけではなく、今までの採用データを分析すると○○大学を出た人が実際に成果を出している=うちの会社に合う→採用という場合が多いのです。

逆に学歴は一切関係ない!という会社は、前者と比べ先進的な考えがあるわけではなく、単に社内のデータベースに業務成績と学歴の関連が無かった企業な場合が多いのです。

そして、実はこんなデータが出ている病院は少なくありません、、。

「人間関係の不満を言っていた人が退社すると、病棟の人間関係が良くなる」

つまり、人間関係に不満を持っていた人こそ、実は元凶だったんじゃないかと判断している病院が結構あるということです。

勿論完全に被害者な場合も多いでしょう。病棟内で辞めた人を悪者にして報告している例もあるでしょう。しかし、データとして出てしまっている以上、個別的事情がどうであれ、病院としては人間関係の不満を履歴書や面接で語る看護師さんは採用しにくいのが現実です。

以上のことから、人間関係について面接や履歴書で言及するのは避けた方が良いというのが私の結論です。

面接官をうならせる【自己PR】の書き方

志望動機の次に大切なのは、自身がこの病院(行きたい病棟まで決まっている場合はその病棟)に向いている、私が貴院で働くことになれば、これほどあなた達の力になれるんですよ、とアピールすることです。

就職試験で大切な自己PRは、「私は素晴らしい人間です」とアピールすることではありません。良いところは少なくてもいいんです、人間として足りないところが有ってもいいのです。

ただ、「貴院には向いています」「貴院の求める人材に合っています」それを伝えることが重要なのです。

何故でしょうか。それは端的に「貴院に向いていることを伝えられる=貴院の業務も自分自身のこともよく理解している」とその両方をアピールできるからです。

○○な点が貴院に向いています。と伝えるためには、その病院の仕組みや注力分野、経営理念、運営方針や看護師さんに求められる能力・問われる資質をよく理解し、そのうえで自分を理解し、自身のどんな長所をアピールすれば良いか理解し、言語化できなければ行けません。

調査・分析・適用・伝達という社会人に必要なスキルを全てアピールでき、かつ病院のことをこれだけ調べた=本当にうちで働きたいんだなという熱意も伝えることが出来るのです。

【採用に繋がる!】基本情報の書き方ルール

日付・押印

ポイントは3つです。

  1. 日付は、書いた日ではなく履歴書を送付する際の日付を記載する
  2. 西暦・和暦はどちらでもOKですが、学歴・職歴欄・生年月日など他に記載が必要な個所と統一させる
  3. 印鑑は履歴書に㊞のマークが無い場合は押印不要。ある場合は、シャチハタ以外の印鑑で欠け・摩耗・二重押しにならないよう注意する

氏名・生年月日・住所・連絡先などの個人情報(満年齢に注意!)

ポイントは5点です

  1. 氏名は戸籍に登録されている文字で正確に記載。略字か旧字かも、戸籍に合わせる
  2. 生年月日の暦は学歴や日付、職歴などの欄と統一
  3. 年齢欄に「満〇歳」とある場合、送付日時点の年齢を記載する
  4. 住所は都道府県から。番地やマンション名も省略しない。ふりがなは市区町村まででOK記入する
  5. 電話番号もメールアドレスも最も連絡が付きやすい(確認しやすい)番号・アドレスを

免許・資格欄

さて、ここからは面接官の印象や面接の質問事項に影響する部分です。枠過不足なくおさめると見栄えも良いので、いきなり書き出さず、一度同じフォーマットの履歴書に下書きをしましょう。

免許・資格の項目で面接官が気にするポイントは以下のつです

  1. (看護師免許以外で)業務に活かせるものがあるか
  2. 興味・関心の方向に一貫性が有るか
  3. 向上心や成長意欲が感じられるか

それを踏まえて、こちらが免許・資格欄を記入する際に心がけることは

  1. 志望先の業務や印象度にプラスになるもの以外は記載しない

例えば地方都市の中小病院に勤務する際に履歴書に「韓国語検定2級」と書いても、韓流ファンなのかな?と思うだけでアピールにはならないでしょう。しかしこれがツアーナースやエアポートナースであれば魅力的な資格に映ります。

  1. 難関資格こそ、書くか書かないかの判断は慎重に

また、いくら貴重な資格であったとしても、例えば「中小企業診断士」ですとか「行政書士」のような看護師と全く関係ない難関資格を取っている場合、「貴院で生涯働きたいと思っています!」と伝えても「こんな難しい資格を頑張って取ったんだから、本当は他にやりたいことがあるんじゃないかな」と思われかねません。

せっかくとった資格ですから書きたくなる気持ちもあると思いますが、何でも書けばよいわけではなく、取捨選択が大切です。

一時は看護を離れて資格も取ったけど、離れている期間に看護師の仕事が自分の天職だと再認識した。もしくは関連が無いように見えてもあなたが資格取得二次に発見した看護業務との共通点があるなど、面接でプラスに変えられる自信があるならば、もちろん書いてOKです!看護師免許以外は資格が無いのが通常ですから、大きなプラスになります!

  1. 業務にプラスになる資格を勉強中の場合は、勉強中・取得中である旨を記載してもOK

資格の欄は通常取得済みのもの記載しますが、どうしてもアピールしたい、面接で聞いて欲しいなどの事情がある場合、勉強中であることを記載してもOKです。ただし、あくまでもそれについて語りたいことが有ったり、面接でプラスになるようなアピールができる場合に限ります。

わざわざ書いて、面接中に触れられても「はい、今取得のために勉強中です、、。」終わり、では完全に逆効果です。また、趣味やスポーツの資格、業務に関係ない資格は、取得中であっても書かないようにしましょう。その話題にどうしても触れて欲しいのであれば「趣味・特技」などの欄に記載します。

以上のポイントを踏まえ、あとは「取得順に」「省略せず、正式名称で」という記載上のルールを守って聞いていただければOKです。

名称が変更になった場合は、取得時の名称を書きます 。例えば、2015年に名称変更した宅地建物取引士は「宅地建物取引主任者(現:宅地建物取引士)」のように書きましょう。さらに、取得までに段階(試験合格、実務講習受講、登録など)がある資格の途中段階にある場合は、履歴書作成日での状態を記載します。
また、業務に直結していなくても、国家資格は記載しても良いといわれます。は、「趣味・特技欄」の方にに記入しましょう。

学歴

学歴は中学校の卒業年次か高等学校の入学年次から記入します。職歴をかく乱が多い場合は高校入学から、職歴も浅く欄が大幅に余ってしまうなら中学の卒業年次から書けばOKです。

「○○中学」や「××高校」など省略をせずに 「○○県立 ○○高等学校」のように書きます。私立学校であれば、運営法人名は記さずに「私立 ○○高等学校」と記載します。看護学校や大学の場合は学部や学科、専攻も記入します。

中退歴がある場合、隠そうとせずその旨と理由を記載しましょう。 ここも「中退」ではなく「中途退学」と略さずに書き、理由は「家庭の事情により中途退学」「進路志望変更のため中途退学」 など簡素化した記載でOKですが、伝えたい事情がある場合は「○○学校中途退学」と書き、下にカッコ書きで理由を文面で書いても大丈夫です。

中学歴がある場合は、それが1年以上であれば記載します。語学留学や1年以内の短期留学の場合は、資格や自己PRの欄に記載します。

職歴

学歴の記載が終わったら、1行空けて中央に「職歴」と記載します。

学歴と職歴は一行空ける

職歴(職務経歴)では今まで何病院の何科で、どのような看護業務を提供してきたかを、ある程度の具体性をもって記載します。エピソードを盛り込んだり個別的すぎることは履歴書には書かずに、面接で話すようにしましょう。

  1. 3か月以上勤務した場合は勤務形態(正社員・派遣社員・アルバイトなど)にかかわらずすべて記載する
  2. 勤務先の企業名は省略せずに(一般企業に勤めた場合、株式会社も(株)などと略さない)正式名称を記載する
  3. 退職理由は特別にアピールしたい事由が無い場合は一身上の理由により退職と記載する
  4. 現在もどこかに所属している場合、○○病院 入職 の一行下に「現在に至る」と記載する
  5. 休職期間が長引いている場合は育児・介護などの理由はそのまま記載。転職先が見つからないなどマイナスに取られかねない事情の場合は面接時に聞かれない限りこちらからは触れない

以上のことに気を付けて、こちらも一度下書きをして欄のバランスにも気を付けながら記載してください。

趣味・特技

趣味のトレーニング

趣味・特技なんてなんで書く必要あるの?という人がいますが、実は趣味・特技は自己PRの大きなチャンスです。履歴書をよく見てください。この中で、あなたの人柄を自由に表現できる項目は自己PRと趣味・特技くらいです。

経歴は皆ライバルは看護師さんですから看護学校か看護大学をでて、病院に勤めて、、科が違うくらいでそれほど特徴的なものは出せません。志望動機もあなたの人柄を語る場所ではありません。

ですから、あなたがたった一枚のA4の紙の中であなたを表現しようとすると、「自己PR」「趣味・特技」に頼らざるを得ないのです。ここを適当に(意図無く)書くのは非常にもったいない!

ここからあなたの人間性を感じ取ることもありますし、話のタネになることもあります。ポイントを挙げると

  1. 自信をもって語れ、客観的にも評価される特技がある場合はそれを中心に(例:空手全国3位、書道で○○賞受賞)
    →周りのおかげで、など謙虚な姿勢を面接では加えると良いでしょう。
  2. 表彰歴が無くても長く(10年以上)続けている趣味・特技がある場合は継続力のアピールになる
    →継続力はどんな病院・企業にも高く評価されるポイント。そしてそれをアピールするには実績を示すのが一番!
  3. 一人でやるものと仲間やチームで取り組むものがバランスよく書かれると高評価
    →趣味:読書、特技:料理ではコミュニケーション苦手なのかな?
    趣味:カラオケ、特技:バスケットボールだとアクティブだけど個人行動は苦手かも
    という先入観が付いてしまいます。看護もチームでの業務の中に個人での業務が有りますので、チームと個人のどちらかに偏らないような印象の付け方は上手い書き方です。
  4. インスタグラムやTikTokなどのSNSを趣味に挙げるのは危険!
    →まず、面接官をするくらいの年齢層の方はSNSにマイナスイメージを持っている方が残念ながら多いです。面接の場ですから「そんなことない!」と反論しても仕方ありません。実際SNSに毎日投稿していると聞くと、運営側はどうしても個人情報流出の危機感を抱いてしまいます。SNSはやってませんとうそをつく必要はありませんが自ら話題に出す必要はないでしょう。
  5. 特に無しは絶対NG。特技も趣味も人基準でなくあなた基準で、自分の中で比較的得意・好きなことでOKです
    →趣味・特技は面接官にとっては話題探しの場でもあります。それを提供できないと面接官も困ってしまいますし、コミュニケーションの中でいい印象を持ってもらうためにもあなたが笑顔で楽しんで語れる話題は用意しておきましょう。

この辺りを意識してくれるといいかなと思います。ただし、厚労省推薦型の履歴書のように、志望動機と趣味特技がセットになっている場合、7割以上は志望動機で埋め、趣味・特技は箇条書きで構いません。

面接の質問は大きく分けて
➀業務に直結する質問(志望動機・経歴に関する質問など)
②人間性を知るための質問(自己PR・看護観など)
③コミュニケーションとしての質問(どうやって来ましたか?など)
の3つに分かれますが、趣味・特技は②③の中間。半分は雑談です。
面接で聞かれた際は肩ひじ張らず好きなものを笑顔で語りましょう

本人希望欄

履歴書の本人希望記入欄は、多くの場合「給料・職種・勤務時間・勤務地その他について希望があれば記入」などとカッコ書きが加えられています。

さて、履歴書は(真実の経歴を通して)あなたをアピールするものですから、基本的には良いことしか書きません。しかし、ここに関しては、勤務に影響するマイナス要素も記載することが(ルールとまではいわないまでも)マナーになっています。

特に以下の点は、入職後にお互いの誤解を避けるためにも記載するのがマナーです。

  • 業務に支障のある病歴など(膝が悪くしゃがむことができない・持病で現在も週に1度は通院が必要など)
  • 業務に支障のある家庭の事情(出産を控えている・小さな子供がおり仕事を休ななくてはいけないときがあるなど)
  • 入職に支障のある事情(まだ現職を退社しておらず、入職が遅れる可能性があるなど)

これらは、内定をもらう前に示しておかないと、内定取り消し事由にもなりますので、必ず伝えておきましょう。特に、これらの事項は面接では大抵最後に聞かれますので、最後にマイナスな印象で終わってしまう可能性があります。

しかし、履歴書で具体的に記しておくことで、面接で詳細に聞かれることを避けることにも繋がり、そうすれば面接を双方笑顔で終えることができます。

また、他にも「在職中の方の連絡可能時間帯」と「入職希望日」もマナーとして記載しておきましょう。給与や待遇に関する希望は「出来れば現在より高くなるとありがたい」「出来れば夜勤は月4回以内だとありがたい」などあなたとしてはまさに無理だと思うけど可能であれば、、という理想条件として書いたつもりでも、こちらは「最低条件」としてとらえるものです。本当にその条件じゃないと内定を辞退する気なら書いても良いですが、あくまで理想条件のつもりなら、書かない方が良いです!

写真や封筒の基準はある?履歴書は折って良い?細かい形式のルールを一挙解決!

写真のサイズは?インスタント写真じゃなくプロに撮ってもらうべき?

履歴書を見たときに、真っ先に目が行くのが写真です。皆さんも、封筒から履歴書を出してみて下さい。99%の人が、まず写真を見ると思います。そして、写真で受けた印象が脳裏に浮かびつつ、履歴書の内容を読んでいくことになります。

ですから、写真は第一印象を決める大きな要素です。

形式としては以下のルールを守ればOKです

  • 撮影から3か月以内
  • サイズは縦4cm × 横3cm
  • 背景色はブルー・グレー・白のいずれか
  • 写真の裏には氏名を記載する(剥がれたときに誰かわからなくなるのを防ぐ)

ただし、3か月以内であっても、面接までの間に髪形やメイクなど顔の印象が大きく変わらないように注意しましょう。履歴書の写真であなたの第一印象がぼんやりとは浮かんでいますが、はっきりするのは実際に面接で会った時です。その時に、履歴書で抱いた印象と違い過ぎると面接官の脳が違和感を感じてしまいます。そして、違和感は概ねマイナスにとらえられてしまいます。

また、逆に、違和感さえなければわざわざプロに撮ってもらう必要はありません。ただし、このサイトでも紹介している看護師の資格を活かしたグランドスタッフやフライトアテンダント、ツアーナースなど、接客が中心になる職種を目指す看護師さんは、こだわりを持ってベストなあなたを写してもらってもよいですね。

服装は看護師さんと言えどスーツかジャケットスタイルが無難でしょう。髪形は面接時と同じ格好を予定してロングヘアはまとめる、ミディアムならハーフアップや耳にかける、ショートヘアは目が隠れないようになど面接時と同じルールを守りましょう。髪色が明る過ぎるのもNGです。

封筒はA4サイズじゃないとダメ?折って入れてもいいの?

履歴書は、A4もしくはB5サイズにおられた状態で売っていますよね?「それ以上折らない」というのがルールであり、マナーです。売られているのが一般的。それ以上に折らないのがマナーです。折ったところに文字が重なると読みにくいという実際上の理由もあります。

書式をダウンロードしたり自作の履歴書を使る場合も、市販の履歴書のサイズに合わせるようにしましょう。

また、面接の際に履歴書を手渡しする場合は、必ずファイルに入れて持っていくようにし、鞄のすぐに取り出せるところに閉まっておきましょう。

履歴書を事前に提出するときは、必ずコピーして保存しておくこと!

履歴書を郵送で事前に提出する場合、提出前に必ずコピーを取って手元に保管しておきましょう。面接の質問は履歴書をもとに作られるので、自分が書いた内容を確認できるようにしておくことは必須です。

履歴書に書いていることと面接で語ることに違いがあると、「ん?どっちが正しいの?」「え、(履歴書書いた時から)もう心変わりした?」と不信感を持たれてしまいます。

【面接官&病院運営目線】看護師転職面接履歴書の書き方、まとめ

如何でしたでしょうか?学歴の書き方やら封筒がどうとか、折り方がとか、そんな細かいことどうでもいいじゃん!と思うこともあると思いますが、評価するのはあなたと同じ価値観を持った人とは限りません。

「細かいことなんてどうでもいい」と思う人もいれば、「細かいところにこそ本質がある」と考える人もいます。採用試験ではこちらが評価基準を選ぶことはできませんので、細かいところまで、気を使うべきでしょう。基準を守ってマイナスになることはありませんから(^^♪

今回の記事を読んでもわからないこと、相談したいことがあれば、お問い合わせよりご連絡ください。記事を書いているかっきーが直接回答いたします。

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