ツアーナース・アテンダントナースのやりがい、待遇、面接対策まで一挙解説!

ツアーナース
  • URLをコピーしました!

こんにちは!かっきーです。今回は看護師さんの転職先や短期・単発バイトとして選択肢に挙がるツアーナースのご紹介をいたします。それほどメジャーな仕事ではないため、ツアーナース?初めて聞いた!という看護師さんもいらっしゃると思います。そんな看護師さんに向けて丁寧にツアーナースのお仕事を紹介していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【この記事を読むメリット】

  • 馴染みが無い(?)ツアーナースのお仕事に触れ、病院勤務とは全く違った看護資格の活かし方を知ることが出来る!
  • ツアーナースのやりがいやメリットなどプラスの情報から、苦労やデメリットなどマイナスの情報までフラットに紹介!
  • ツアーナースになりたいと思ったときのお仕事の探し方や採用(登録)されるコツがわかる!
  • 記事を読んでも分からないことが有れば個別の相談が出来る!

【どんな方にもお勧め出来る安心の看護師転職No.1サイト、看護roo!の登録はこちら!】

看護師の転職なら看護roo!



目次

旅行に安心を!ツアーナースってなに?やりがい、待遇、メリットやデメリットを徹底解説

ツアーナースの休憩

ツアーナースは、個人や団体の旅行やイベントに同行し、体調の管理や応急手当、要介護者などの旅行中のお世話などを行い、ツアー客やイベント参加者が無事に目的を達成できるようサポートするお仕事です。

健康な旅行者の急変や怪我・アレルギーや熱中症、などの体調管理や急病、怪我が中心になりますが、乗り物酔い、腹痛、精神不安、帰宅・中止・受診等の判断、アナフィラキーを未然に防ぐために食事管理や入浴、食事、衣類の着脱等もあります

医療行為や二次救命処置等は原則として行いません。一次救命処置やファーストエイドは行うことが有りますが、アレルギー対策やお薬が必要なお子さんの服薬指導・管理などを行い、何も起きないように発作や症状の悪化を未然に予防するのも大切な仕事です。基本的には依頼主が安心して、目的を無事・安全に果たすことができるようにサポートしていきます。

ツアーナースは2種類ある!アテンダントナースとの違いは?

まず、ツアーナースといった場合、2種類の働き方があります。

  1. ツアーナースの派遣会社やイベント会社等に登録してスポット(単発や短期)のバイトとして興味のあるツアーに同行する
  2. ツアーナースを募集している旅行会社で正社員として勤務する

➀の場合は、旅行への同行だけでなく、介助やケアが必要な方の冠婚葬祭に同行するなど、看護師さんの補助を必要とする方をあらゆる場面でサポートする業務も含み、これらも総称してアテンダントナースということもあります。看護師として通常業務をこなしながらバイトをするバイタリティ溢れる方や、病院での勤務を休止して、もしくはパートなどでセーブして働きながら、行けるときに興味のあるツアーに応募するのが基本的な働き方です。

②の場合は、旅行会社には求められる危機管理対応が高度化していますので、危機管理の一環として看護師の資格を持った添乗員を雇用したいという旅行会社も増えておりますので、看護師さんの新しい働き方の一つとして有望でしょう。

ただ、現時点ではコロナ禍で慮以降会社自体の求人が少ないこともあり、求人はかなり限られています。ツアーナースの枠を狙おうと思ったらかなりの競争倍率になってしまいます、なるには運やタイミングも必要になるでしょう。

そこで、私はツアーナースとしての求人ではなく、敢えて通常の添乗員に応募し、看護師資格をアピールし入社を勝ち取るという道も提案しています。後ほど詳しくご紹介しますね。

どんなツアー・イベントに同行し具体的にどんな応対をするの?

では、ツアーナースやアテンダントナースはどんなツアーやイベントに同行するのでしょうか。主に以下のようなものが有ります。

  • 小学生、中学生、高校生の林間学校や臨海学校、修学旅行
  • 企業の研修旅行や慰安旅行
  • 旅行会社企画の団体旅行
  • プライベートな旅行
  • スポーツクラブなどの合宿
  • 結婚式などのイベント
  • 患者さんの転院のお世話

修学旅行などで子供と一緒に個人のプライベート旅行や学校、団体、会社の方など、乳児からご高齢の方、疾患やお体の不安がある方々からご依頼をいただきます。スポーツのイベントや合宿、小中学生の研修力等への同行から、長距離の転院に伴う患者さまの移動への付き添い、一人で自由に体を動かせなかったり急な体調不良の可能性のある方が出席される冠婚葬祭や行事など各種日帰りイベントまで多岐に渡ります。

また、ツアーナースが応対する例として日本ツアーナースセンター様のHPに以下のような応対の例が記載されていました。

腋下の体温計測確認や自動血圧測定器により血圧測定

新生児以外で入院治療の不要な者へのパルスオキシメータの装着

軽微な切り傷、擦り傷、やけど等の処置

軟膏の塗布、湿布の貼付

点眼薬の点眼、一包化された内用薬の内服

坐薬挿入、鼻腔粘膜への薬剤噴霧の介助

歯ブラシなどによる歯、口腔粘膜、舌に付着した汚れの除去

ストマ装着のパウチにたまった排泄物の廃棄

自己導尿の補助としてのカテーテルの準備、体位の保持

日本ツアーナースセンターHPより

以上は看護師としての資格が生きる療養補助に当たりますが、この他にも子供が集団を離れどこかに行ってしまわないよう気に掛けたり、同行客の話し相手になったりと引率の先生や一般のツアーガイドさんのようなお仕事を頼まれることも有ります。「私は看護師なので看護師としての業務に関係の無いことはやりません!」という態度の人はおそらく次の仕事の依頼は来ないでしょう。

実際に先の日本ツアーナースセンターさんは、実際に登録希望の看護師さんとお会いして(コロナ禍ではオンライン)、看護師としての知識や経験だけでなく人柄も大切にしてツアーに看護師さんを派遣しているようです。

ツアーナースの一日

修学旅行を例に、ツアーナースさんが具体的にどのような一日を過ごすのかご紹介いたします。

【あるツアーナースの修学旅行の一日】

7:00指定の場所に集合(大抵は学校集合。朝は早いです!)
7:30旅行会社の方や学校の先生などに挨拶を済ませ、確認事項などが有れば簡単なミーティングをします(本格的な打ち合わせは前日までに済ませていることが多いです)
8:00全員が揃い出発式。ツアーナースも生徒の整列や人数確認を手伝うことが有ります。
9:00出発!最初はバス移動。ツアーナースもどこかのバスに生徒たちと一緒に乗ります。乗り物酔いする子は必ず出てきます。吐いてしまったり酔いが重そうな子はツアーナースが付いて対応することも
12:00お昼ごはんの時間です。バスを降りて予定していた目的地で皆で一緒に食べます。事前に聞いた生徒一人一人のアレルギー情報を元に食事の内容をチェックしたり、薬が必要な子の服薬管理など。食事はツアーナースの最も重要な場面といっても過言ではありません。
13:00目的地で観光。生徒たちはグループ行動になることが多く、ツアーナースは何かあったときに備え指定の場所で待機しています。宿泊研修など全体行動の場合はツアーナースも生徒と一緒に行動することが多いです。
18:00生徒と一緒に夕食。昼同様、アレルギーや服薬管理の大切な時間です。
20:00生徒たちの自由時間。生徒と仲良くなったツアーナースは生徒がお話したいと来ることも。
21:00生徒の就寝時間になると、先生や旅行会社さんと集まって明日のための打ち合わせをします。ツアーナースは生徒の体調管理で気づいたことが有れば報告したり対策を伝えたりします。情報共有が大事なのは看護師の仕事と変わりません。
22:15ツアーナース就寝。一応就寝時間になりますが、夜間に体調を崩した生徒が居た場合対応が必要です。生徒は基本まず担任の先生の元に向かいますので、先生が生徒を連れてくることが多いです。
修学旅行に同行したツアーナースの一日

生徒に体調不良や怪我が有ったときは、随時その対応に追われます。救急車を呼ぶような事態は稀ですし、熱中症やアレルギー、薬の飲み忘れによる発作など、防げることが多いです。修学旅行に同行する看護師は、何か起きたときのためにというより、何も起きないように依頼を受けているんだと思い、先生たちと連携を図りつつ気を抜かずに生徒の不調に備えましょう。

ツアーナースの待遇や、向いている人

ツアーに参加するナース

ツアーナース・アテンダントナースに必要な資格

登録制のスポットバイトのツアーナース・アテンダントナースの場合、看護師資格以外に必要な資格は特にありません。海外旅行への同行の場合、現地の言葉が話せることが有利に働くことはありますので、英語・中国語・韓国語などの旅行需要の多い国のことばを話せるとやや有利になるか、という程度です。

正社員としてツアーナースに応募する場合も、その時点で必要になる資格は基本的にはありません。正社員の場合、ゆくゆくはあなた自身が旅行の責任者になることも求められますので、国内旅行の責任者になることができる『国内旅程管理主任者』 と海外旅行の添乗ができる『総合旅程管理主任者』の資格取得が、入社後に必要になります。

ツアーナースのお給料事情

スポットのツアーナース・アテンダントナースの場合、雇用ではなく業務委託で、一日当たり1万円~1万5千円程度(+交通費)が相場になります。

看護師さんの通常勤務の相場よりは安いです。大好きな旅行をしながらお金ももらえるなら充分!と思う方もいるでしょうし、一日中お客様の同行に注意し、夜中も急変に備えようと思うとリラックスできる時間も取れなそう、このお給料じゃ見合わないと思う看護師さんもいるでしょう。

安い高いにかかわらず、仕事として行く以上、自身が旅行を楽しむ余地はないのが実際のところ。お給料と見合うかどうかは、自身が楽しむこととの差し引きではなく、お客様の一生の思い出つくりに貢献できることへの充実感ややりがいとの天秤で考えると良いでしょう。

旅行会社の正社員ツアーナースとして働く場合は、看護師としての経験年数や年齢にも左右されますが、初任給で月23~27万円程度が相場。年収換算で350万円前後になります。これが看護師資格のない通常の添乗員だと30歳でも平均月収21万円、年収換算300万円程度になりますので、給与面だけを考えると、やはり通常の添乗員の枠ではなくツアーナースの枠で応募した方が有利になります。

看護師資格を活かし合格を勝ち取り、一般添乗員として働く道

前述のとおり、ツアーナースとしての正社員求人はほとんどありません。

現在のコロナ禍では、添乗員の求人自体がレアですので何とも言えませんが、旅行会社が自社企画のツアーに添乗する看護師を正社員として採用するケースはコロナ禍前は増えてきていました。コロナが 終息し、旅行業界が活気づいてきたら、ツアーナース需要はまた増加が予想されます。

しかし、とはいえ採用の枠が少なく競争が激しいであろうことは予想されます。ですから、正社員で添乗員として働きたい場合は、旅行会社の一般添乗員の枠に、応募し、看護師の資格をアピールし採用を勝ち取ることをお勧めします。

お給料はツアーナースとして募集している枠に比べると安くなってしまうでしょう。しかし、旅行業者としても看護師資格のある添乗員さんは魅力的です、のちに述べる面接対策をしっかりとって頂ければ、採用の可能性はぐっと高まります。

しかし、もしお給料が低いのは厳しい、看護師資格の+αをお給料に反映して欲しいお思うのであれば、応募時や面接時に自身の希望の給与を伝え交渉をするというのも良いのではないでしょうか。

日本ではまだ応募者が自信を売り込んで待遇自身で提案するということは馴染みが無いと思いますが、欧米では一般的で、『看護師添乗員』のような過去の例が少ない場合は先駆者となって賃金交渉をするくらいの意気込みが有っても良いでしょう。

どんな看護師さんがツアーナースに向いている?

ツアーナースに向いている看護師さんは下記のとおりです

1小児病棟もしくは介護施設での勤務経験がある看護師さん

小児や要介護者は顧客層のボリュームが大きいところなので小児科や介護施設での経験があると自信を持って参加できるツアーは多くなるでしょう。

2状況を把握し自己判断ができる(ある程度の勤務経験がある)看護師さん

よほどのVIP集団の旅行でない限り、ツアーナースが同行する旅行にも医師は同行しておりません。旅行先のすぐ近くに搬送できる病院があるとも限りません。病院ではわからないことは聞けばよかったのですが、ここに医療の専門家はあなたしかいないのです。突然のケガや体調不良にはあなた自身が状況判断をしなければならず、重圧がかかります。

そんな状況でも慌てずに病棟時代の経験を活かし冷静な判断ができることが、ツアーナースには求められています。

きにゃこ

看護師は診察や治療ができないことを分かっていない旅行客もおり、「看護師なんだからちゃんと診てよ!」「早く処置して!」とクレームを入れられることもあるのが辛いところです。

3一期一会を大切にできる看護師さん

旅行や冠婚葬祭のイベントなど、お客様にとって一生に一度の思い出となるようなイベントを共にすることもあります。特に正社員のツアーナースになり、添乗員としての業務が日常になっていると、お客様にとって一生に一度の瞬間に立ち会っているという感覚が無くなってきてしまいます。

しかし、お客様は他人と言っても添乗員さんとも感動を分かち合いたいもの、涼しい顔で業務として作り笑いをしているだけでは、お客様に寄り添える添乗員とは言えません。

ある程度性格的な部分もあると思います。お客様との一期一会の出会いを大切にできる看護師さんがツアーナースには向いているでしょう。

4視野を広く持ち最悪を想定できる看護師さん

先日自動車の免許更新の研修を受けた際、教官に「だろう運転」はダメ、「かもしれない運転」をしましょうと伝えられました。ツアーナースも同様で、修学旅行など場合によっては100人を超える規模のツアーを(看護師として添乗するスタッフとしては)一人で目を配らなくてはいけない状況で、「だろう」は絶対NG。

「皆もう高校生だし大丈夫だろう」ではなく「まだ高校生、やんちゃな行動に出るかもしれない」と、危機感と広い視野をもち最悪の事態を想定して気配り・目配り出来ることは、ツアー添乗員として最低限必要な素養です。

ツアーナースのやりがいやメリット

転職サイトのメリットデメリット

ツアーナースとしての業務経験がある看護師さんから挙がってきた、お仕事のやりがいやメリット、お仕事をしてよかったことを紹介いたします。

しろぽん

要介護者のお父様が、娘さんの結婚式に参加するのをサポートしました。常に体調を把握し、式で出されるお食事の介助などを行い、最後まで参加できたときは看護師の仕事とはまた違う感動を覚えました。心の交流ができることがツアーナースの醍醐味です。

きにゃこ

身体が悪くなると旅行や遠出を諦めがちですが、私たちの仕事を知ってもらって、介護や医療が必要な方も旅行や外出ができるんだと希望を持って貰いたいです。

しろぽん

看護師になってからは、中々ゆっくり旅行する時間を取れずに病院と家の行き来だけになってしまってました。ツアーナースは看護師資格を活かしながらも病院の中とは全く違う世界が見れて、人として視野を広げられたんじゃないかと思います。私は正社員として勤務し休みの日にツアーナースをしていますが、子供たちに元気を貰えてまた病院のお仕事を頑張ろうという気持ちになれます。

きにゃこ

育休後は病院とは違う仕事をしたいと思い選んだツアーナースでしたが、病気と闘いながら人生を楽しもうとするツアー客の姿を見て、また看護師として働きたいと復職を目指すきっかけになりました。

ツアーナースは、病院とはまた違うやりがいを感じられたり、視野を広げられたり、ウェディングなど感動する現場に立ち会えたり、子供たちに元気を貰ったり、お給料以上のやりがいを感じている看護師さんが多いようです。

体験者の意見の中では出てきませんでしたが、個人的には他の職業のお仕事を目で見て感じられることは良い経験になるのではないかと思います。看護師さん含め医療業界に居るとどうしてもほかの業界のお仕事に触れる機会がなかなかありません。

ですが、ツアーナースをしていると、添乗員さんや学校の先生、イベントでのウェディングプランナーやスポーツイベント主催者など病院外のお仕事がどう取り行われているかを肌で感じることができます。看護師さんは看護師は特別な仕事、大変な仕事と自負している方が多いのですが、どんな仕事もそれぞれに特殊で大変な苦労があるんだと知れると看護業務への向き合い方も変わるかもしれません。

ツアーナースのしんどさやデメリット

では、今度はツアーナースは大変だった、思っていた仕事と違ったいうマイナスの意見も紹介します。

しろぽん

元々旅行好きだった私は、看護師になると好きな旅行もお金貰って行けるんだと気楽な気持ちでツアーナースに登録しました。でも実際は夜も何か起きないか心配でゆっくり眠れないし、体調を崩した子どもを夜通し看病し続けることもあります。それでもお給料が変わるわけじゃないですし、やろうと思えばキリが無いかも。神経質な人はストレスを感じちゃうかもしれません。

しろぽん

私がツアーナースをやっていたのはコロナ禍前、旅行の制限が全くなかった時でしたが、それでもツアーナースだけで食べていくのは難しく、いくつかの仕事を掛け持ちしていました。ツアーナースの登録者同士の競争も激しいので、行きたいツアーに行けるわけじゃない、むしろ行けたらラッキーくらいに思っておいた方がいいと思います。

しろぽん

アレルギー情報の把握が大変です。事前に情報を貰っている時がほとんどですが、それでも修学旅行で200人くらいを正確に把握するのは大変だし、情報を貰っていないこともあります。誤って口にさせてしまったらと思うと病院での勤務と同じくらいの緊張感が有ります。

いざという時に備えながらの旅行ですし、あくまで仕事としていくわけですから自身が旅行を楽しむことはなかなかできないようです。旅行が好きでツアーナースに興味を持った看護師さんは、自身が旅行自体を楽しむことは難しいかもしれないと思っていた方が良いかもしれません。それ以外のやりがいを見つけることがツアーナースを続けるコツかもしれません。

ツアーナースのきになることあれこれ~よくある質問一問一答~

旅行!

ここからはツアーナースに興味がある看護師さんに良く聞かれる質問をまとめてみました。

ツアーナースの仕事は土日や大型連休だけ?

きにゃこ

土日祝は子供と過ごしたいんですが、ツアーナースのお仕事はやっぱり土日祝しかないですか?

そんなことはありません。修学旅行はたいてい平日ですし、ご高齢者のツアーはむしろ高い料金を避け平日に行われることも多くあります。勿論土日も出れるに越したことはありませんが、平日限定のお仕事希望でも歓迎してくれる旅行会社さんやツアーナースの派遣会社さんはいくらでもありますよ!

ご本人の痛みや不安をどのようにケアし、ご本人・ご家族の希望を実現できるか検討、準備しました

9:00にホテルで集合し、着替えや体調・バイタル確認等を行い、庭園での写真撮影・両家の親族紹介会場への移動や見守り、糖尿病の血糖チェック・インスリン注射のご家族支援等(医療行為に該当するため見守りサポート)をさせていただきました。12:00挙式、13:00から披露宴となり嚥下を確認しながら食事介助をさせていただき、16:30にホテルへ戻り排泄と着替えの介助を行い17:00に無事業務を終了する

ツアーによっては、服装を指定される場合があります。契約時や打ち合わせ時によく確認しましょう。

ツアーナースの持ち物や服装は?白衣で旅行に参加?

きにゃこ

初出勤なのですがどんな格好をしていけばいいのでしょうか?持ち物は?リストは会社からもらったけど、何か必要なんじゃない科って不安です

基本的には派遣会社から指定がされますが、無い場合は自由です。基本的に修学旅行や林間学校など子供のツアーへの動向であれば動きやすい恰好、老人会の旅行などであればきちんとした格好で臨みましょう。また、ツアーナースとはいえ結婚式やお葬式など、ツアーではない場所への動向も有りますから、TPOに合わせた服装を心掛けます。

また、お客様と違いあなたはあくまでスタッフとして勤務中ですので、ラフすぎる格好(Tシャツ短パンなど)はやめておいた方が良いでしょう。

持ち物は、会社が以下のものが入った看護師さん用の応急バッグを用意してくれています。

  • ナースウォッチ・体温計・聴診器などの計器:脈拍や呼吸を測るのに必要
  • ゴム手袋やビニール手袋:感染症対策として体調の悪いお客様に触れる時雄マナーや処置に必要
  • ビニール袋やウェットティッシュ:特にバス移動の多いツアーや小中学生の旅行では嘔吐物の処理が必要なことも
  • 絆創膏、包帯、アルコール綿などの応急処置具山や海に行くときは虫よけスプレーや日焼け止めなども持っていくと役立ちます。

その他に必要なものは、事前説明で受けた資料やあなたが事前にツアーナース用に勉強した知識をストックしたメモ帳などを用意しておくと良いでしょう。

また、今後も継続してツアーナースをやっていきたい場合、毎回のツアーで「こんなもの用意しておけばよかった」「あったら便利だったな」と思うものをメモしたり、業務上の気づきや注意点などをまとめておくと今後のキャリアに生きるはずです。

ツアーナースの仕事は海外でもある?

飛行機!
きにゃこ

看護師時代はほとんど海外旅行に行けなかったので、ツアーナースとして海外旅行が出来たら最高だなって思ってます。海外旅行に同行するお仕事はどのくらいありますか?

残念な解答になってしまいますが、ツアーナースの仕事は国内旅行がほとんどです。国外旅行の場合は現地で看護師さんや医療関係者と連携がとれる体制を取ることが多いようです。特に現在のコロナ禍では「なるべく少人数で」がお触れになっていますので、海外旅行の制限は少なくなってきたとはいえ、ツアーナースの活躍の場はまだ先になりそうです。

たとえば、日本人に人気の旅行先であるハワイは現地に日本語を話せる人が多く、あまり英語が必要とされません。

業務内容は国内旅行とあまり変わりません。ツアー参加者の健康管理をしつつ、ケガや体調不良に対応します。

海外旅行では普段と環境が大きく変わるため、体調不良者が出やすい傾向があり、注意が必要です。

ツアーナースになるには

ツアーナースは、旅行会社が募集しているパターンと、ツアーナースの派遣を行っている会社が募集しているパターンの二つが主ですが、いずれにしても転職サイトのエージェントに相談し紹介してもらうのが近道だと思います。

どちらの場合も、ツアーナースとして登録すると、様々なツアーやイベントの案内が届きますので、日程や場所、業務内容と相談し就業可能なツアー情報が有れば都度応募をするのが一般的です。

大抵は応募が複数あり、旅行会社や派遣会社がその中から適していると考えた人にお願いをしたり、抽選で選出したりします。

ですから、まずはツアーナースを募集している旅行会社・派遣会社を探して登録するのが第一歩です。自分で探すのは難しいでしょうから、転職サイトに登録してエージェントさんから紹介を受けると良いです。旅行会社など一般企業が紹介もとになるため、看護師さん向けの派遣会社だけでなく、一般向けの転職サイトにも登録することになります。

正社員として応募する場合は履歴書・面接の受け方など看護師時代の転職活動とは異なるルールや採用基準が有りますので、看護師としての就職・転職活動で学んだ知識だけで挑むのは危険です。当サイトでもあらゆる業種で看護師さんが転職活動を成功させるための履歴書の書き方・面接の受け方を記事にしてありますので、まずはこちらを基本編としてご一読ください。

※看護師転職㊙合格術②は完全に病院やクリニックに転職する際の面接の答え方や参考解答例になってますので、ここでは割愛いたします。

看護師さんが旅行業界を受験する際に注意すべきこと

まず、旅行業界含め一般企業への転職を目指す際に看護師さんがまず意識しなくてはいけないのが、(看護師さんの病院転職と異なり)、基本的に買い手市場だということです。特に観光業界はコロナ禍で求人がかなり減少したこともあり、今後コロナがひと段落したら、求人を待っていた人たちが押し掛ける可能性もあり、倍率の高い試験になることが予想されます。ここ数十年ずっと売り手市場が続いている看護師業界とは状況が違います。

看護師さんの中には、転職活動をするときも特別な対策はしなかったという方も結構な割合でいらっしゃいます。実際私も何百人と看護師さんの面接をしていますが、「受かるのは当たり前。ここで働くかどうか、私が病院を選ぶために面接を受けにきてるのよ」という態度で受けに来る方もいるのです。特にベテランは💦

若い看護師さんはそんなことはないでしょうが、受かるためには相当な努力をしなきゃいけないのが旅行業界含め一般企業への転職活動なんだと、意識の持ち方を変える必要があります。

(1)第一印象対策!柔和な表情で印象点UP!

さて、ではどんな対策を取ればよいのでしょうか。面接では第一印象もとっても大切。一般の添乗員さんも、日帰り~数泊の短い期間内でお客様に良い印象を持ってもらわないといけないので、とりわけ第一印象は大切なのです。それはツアーナースも同様です。

その点、看護師さんは私服姿の看護師さんを見ても見る人が見れば職業が分かると言われるほど、特徴的な雰囲気・オーラのようなものがあると言います。

一つのミスが命にかかわる、緊張感ある現場で働かれていた勲章でもあると思いますが、中には職場を離れても日常的に表情が強張ってしまっている方もいらっしゃいます。

ツアーナースはお客様の旅行を安全に導くお仕事ですから、緊張感は必要です。しかし、お客様にとってはあくまで旅行ですから、楽しんで頂けるような雰囲気つくりをすることも同じように大切なのです。

緊張感や、こわばった表情がお客様に伝わってはいけません。面接でも、面接会場のドアを開けたときに感じられる第一印象は、合否にかかわってきます。

少なくとも、「この人表情が険しいなあ」「緊張感がみなぎってるなあ」と思われれるとマイナス要素になります。「人を見た目で判断するな!」とよく言いますが、顔つきや表情はその人の生き方をよく表すものです。ずっと何かに不満を持ったり誰かを怒鳴りつけてきた人は、自然と眉間にしわが寄ってきますし、笑って過ごしてきた人は口角が上がってくるもの。

逆に言えば、意識づけによって変えることもできるのです。表情は一か月あれば変わります。逆に、その時だけ穏やかな表情を意識しても、なかなか印象は変えられないもの。ですから、ツアーナースを目指そうと思ったら、その日から穏やかな表情を意識して生活するように心がけてください!

(2)コミュニケーション能力はやっぱり大事

看護師さんが病院に転職する際の面接では、「相手の言ったことを正確に理解し、端的に伝えることが出来ているか」がコミュニケーション能力の判断基準になります。聞き上手で患者さんの話に共感してあげられるとか、相談に乗るのが上手いとか、そういったことではありません。

もちろん、患者さんとのコミュニケーションは大切です。しかし、それ以上にチーム医療を実践するうえで必要な医療者間の意思疎通を円滑に行えるか、医師のちゃちゃっとした指示(細かく丁寧に指示してくれるお医者さんはあまりいないですよね、、)の意図をくみ取り、的確な受け答えをし、行動に移せる力が面接では試されます。

一方、ツアーコンダクターの面接では、お客様の旅行をより思い出に残るものにするための、心に響く接遇、おもてなしができるかどうか、心遣いという意味でのコミュニケーション能力が重視されます。

看護師として今まで受けてきた面接とは求められるものが違いますので意識しましょう。看護師としての自分とは違うあなたを表現しなくてはいけないのです。

(3)旅行業界の展望やそれに携わる自身の未来を長期的な視点で描けている

旅行業界の現状を分析する能力、そして企業や業界の動きを見て、将来的にはどのような変化が起こるのかをしっかりと観察することができているのか、という部分を総合的に判断します。

適当な予想を口にするのではなく、将来に対する予想を裏付ける根拠まで、丁寧に説明できるようにしましょう。

また、「将来こうなるからこうしたほうがいい」という、将来的に予想される課題と、その解決方法までをセットで言えるのが理想的です。

ツアー旅行に自ら参加してみたり、参加したことのある人の話を聞いてツアー旅行のイメージを具体的に描けていると◎です。

(4)企画力・発想力がある

企画力・発想力も、旅行会社に就職したいなら必須のスキルです。お客様の希望に沿ったプランを提案したり、パッケージ商品の企画をしたりします。

今までにない旅行先を提案するのは難しいですが、変化の激しい旅行業界ではトレンドや一過性の需要にも合わせた企画も行われますし、逆に定番ツアーを交通・通信手段の進化や技術革新に合わせてリニューアルしていくのも重要な企画です。

「ヨーロッパにある『日本』を見つける旅」や「アニメ巡礼ツアーinアメリカ」など(今ぱっと浮かんだだけですが💦笑)ニッチな層を狙ったり、あるいは需要に合わせるだけでなく需要を掘り起こすような企画・発想力も求められます。コロナ禍では「行ったつもりツアー」なんてオンライン旅行企画もありましたね♪

採用試験の課題として「自分だったらこんなツアーを企画する」というようなアイデアを求められることもありますので、SNSやYoutubeで旅行通たちから情報を入手したり、今後流行りそうなことを「日経トレンディ」や「日本の論点」などを読んでチェックしておくと良いでしょう。

ツアーナース・アテンダントナースのやりがい、待遇、面接対策、まとめ

ツアーナース・アテンダントナースのような、そもそも看護師として雇われるのは枠がかなり狭いです。特に首都圏以外では求人を待ってい間にいたずらに時が過ぎてしまします。

ですが、(一般の)ツアーコンダクターとして入社し、看護師資格の有効性をアピールし、自らの力で待遇や地位を向上させていく道も有ります。

旅行会社のメインターゲットは高齢者。体調の不安を抱えるお客様も多く、かつ(どんな業種でも)企業の責任がますます叫ばれる中、旅行会社が看護師さんをツアーコンダクターとして採用するメリットは多くあります。

旅行業界に魅力を感じている看護師さんは、私が先駆者になる!くらいの気持ちで、飛び込んでいただきたいと思います。

今回の記事を読んでもわからないこと、相談したいことがあれば、お問い合わせよりご連絡ください。記事を書いているかっきーが直接回答いたします。

【HOPE~看護師お悩み相談室~】

【どんな方にもお勧め出来る安心の看護師転職No.1サイト、看護roo!の登録はこちら!】

看護師の転職なら看護roo!



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次