こんにちは!かっきーです。今回は看護師さんの人間関係の悩み第5位に入った、「尊敬できる先輩が職場にいない」について記事にしています。尊敬できる先輩の存在は自身の成長、モチベーションの維持、看護観の形成に大きくかかわってくる重要なポイントです。尊敬する先輩がいない、、本当でしょうか?経験上どんな職場にも一人は嫌な人がいて、でもその分(?)優しく熱心な先輩もいるような気がします。本当に居ない場合は仕方ないですが、あなたの見方を変えることで良いところ、見習うべきところが見つかるかもしれません。今回はそんな前向きな解決策を探していきたいと思います。
【この記事を読むメリット】
- (嫌なところもあるかもしれないけど)先輩の見習うべき点、尊敬できる点を見つけるための方法が分かる!
- 先輩の見方を変えることは自身の看護観を見直すきっかけにもなる!
- 人間関係のストレスを減らして日々の業務に前向きに取り組めるようになる!
- この記事を読んでもわからないことがあれば個別に質問・相談ができる!
尊敬できる先輩の見つけ方
欠点は常に裏から見た長所である。
徳富蘆花(作家)
尊敬する人が職場に居るか居ないか、重要な問題ですよね。成長の速度も大きく変わってきますし、仕事の結果にも影響を及ぼします。この記事では、まず尊敬する先輩を見つける方法を提案し、その上でどうしてもいない場合はどうしたらよいかに触れ、最後に、あなた自身が尊敬される先輩になるためにどうすればいいかも見ていきます。
まずは、まずは尊敬できる先輩の見つけ方から見ていきましょう。
1気付けば目で追っている先輩は居ませんか?
respectという単語。動詞では「尊敬する」という意味ですが、名詞では「点」の意味になります。日本語の感覚だと全く違うこれらの意味に、同じ単語が使われているのはなぜでしょうか?
私は高校生の時ずっと疑問だったのですが、看護塾で英語も教える立場になり、respectという言葉の成り立ち、re(繰り返し)+spect(見る)を知り、とっても合点がいきました。
何度も(re)見て(spect)しまう人はどんな人でしょう?
好きな人や、尊敬する人ですよね!嫌いな人や学ぶことが無い人はなるべく視界に入れたくない!(笑)一方、好きな人や尊敬する人は、その人が何かするたびに自分の学びにしようと何度も繰り返し見てしまうのです。
そして、何度も何度も同じものを見ると、目の焦「点」が合ってきますね。だからrespectから「点」の意味が出てきたのです。
尊敬の感情はじっくり心の中で熟成されて作り上げられるものなので、初期段階では意外と自分で気づかないもの。尊敬する人は居ないという方も、質問を変えて「病院では誰の行動を見ていることが多いですか?」「気付けば目で追っているような人は居ませんか?」と聞くと、意外と名前が出てくるものです。
尊敬する人がいないと思ったら、まずは目で追ってしまう人がいないか探してみましょう♪それは、尊敬の萌芽かもしれません。
2あなた自身に看護師としてのアイデンティティや将来の目標、理想はありますか?
もちろん、高い目標を持っているがゆえに、あなたのお眼鏡にかなうような先輩がいないというパターンもあるでしょう。しかし、逆のパターンの看護師さんもいらっしゃるのではないでしょうか。つまり、目標が無いがゆえに、尊敬できる先輩を見つけられないパターンです。
respectの意味を思い返してみて下さい。振り返って繰り返し何度も見る。つまり、あなた自身に何度も見ようとするターゲット=目標がないと尊敬の感情は生まれないのです。
優しく気配り上手な人を尊敬する人は自身も優しく気配り上手になりたいという気持ちがあるから、お菓子作りが上手い人を尊敬する人は自分もうまく作れるようになりたいと思っている人です。
ですから、あなた自身に目標やこうなりたいという理想像があることが、人を尊敬する第一歩なのです。そして、職場は仕事をする場所ですから、先輩を尊敬できるかどうかは性格など人間的な部分以上に仕事の能力や態度が影響してきます。つまり、あなた自身がより明確な目標や理想とする看護師像を描くことで、先輩の技術の高さに気付き、respectするようになる可能性もあるのです。
理想の看護師像の見つけ方はこちら♪
目標を持った状態で、もう一度先輩たちの一挙手一投足をよく観察してみよう
そうして、理想の看護師像が描けたら、先輩一人一人の動きを観察してみて下さい。観察のポイントは(神は細部に宿るという言葉が示すように)、ざっくりではなく、丁寧に一つ一つの動きの意図を確認しながら見ることです。
目標があると、今まで気に留めていなかった一つ一つの動作に意味を感じたり、改めて手際の良さに感心したり、経験からくる高いスキルに学べることがいくつかは必ずあるはずです。
3視点変更(リフレーミング)でポジティブシンキング!
心が暗ければ出会うものすべて災いとなり、
空海
心が太陽のように明るければ、出会うものすべてが幸いになる
同じ言動に対しても、人のリアクションは様々です。電車の中で子供がぐずっているのを見て、うるさいなと思う人もいれば、どうしたんだろ?と心配する人もいますし、かわいいなとほほえましく思う人もいるでしょう。
ミスをしてしまった時も、忙しいもんね、仕方ないよと言ってくれる患者さんもいれば、実際に被った被害にスポットを当て「ばかやろう!」と怒鳴ってくる患者さんもいます。どんな行動・言動も評価は受け取り手にゆだねられるもの。受け取り方次第です。
実際に先輩の言動を変えたり、尊敬できる先輩の登場をただ待っているだけってのは策が無いので、あなた自身の受け取り方を変えるのが最も現実的です。
受け取り方をポジティブに変えていきましょう。「反面教師」とはよく使う言葉ですが、マイナスにとらえている以上こちらもストレスはたまるもの。できればプラスに受け取ってノーストレスで仕事したいですよね。ポジティブにとらえる習慣をつけることで、今まで尊敬できる点が無いと思っていた先輩の言動にもいい面・見習うべき点の一つや二つ、見出せるものですよ♪
ポジティブ・ネガティブは生来のものではなく。習慣で変えられるものです。ポジティブ思考を身に着けるために特に大事なのが以下の点です。
- 視点変更(リフレーミング)
よく言われるのがコップの水の例ですね。まだ「半分ある」と思うか「もう半分しかない」と思うか。マイナスな見方をしてしまったとき、180度転換したらどういう表現ができるかを考えてみましょう。「休日まであと三日ある」から、「あと三日働けば休日だ♪」へ。先輩のお説教も「先輩も忙しいのにわざわざ時間取ってくれた」と、最初は無理やりでもいいので、そう思うように心後家て下さい!無理やり!(笑)無意識を作るにはまず意識から。自然にポジティブな思考になるには、まずは意識的にポジティブな状態を作るしかありません。
無理だ、大変だ、嫌だ、、、マイナスに思うようなことがあったときも、それを乗り越えることで得られるものにスポットを当てることでポジティブな要素を見つける習慣を作るのです。 - 主体性を持って行動する
ネガティブな人はなぜネガティブなのか。先述のように、ネガポジは後天的なものですから、今までの生き方でネガティブ志向が形成されたはずです。では、その原因になった要素は何か、それはおそらく主体性です。受け身になると、自分の考えややりたいことを曲げなくてはいけない回数がどうしても多くなります。やりたいことができなかったという感情が積み重なり、ネガティブ志向を生んでいきます。逆に、自分で自分の行動を決めるようになれば、責任も自分でとらなくてはいけませんが、自分の意思や感情に素直な行動を取れ、心に掛かる見えないストレスや抑圧が少なくなります。失敗したとしても、自分のやりたいようにやったという充足感は感じることができ、その積み重ねがポジティブ思考を生んでいきます。 - プラスなワードを日々口にしていく!
リフレーミングの実践編です。思うだけでなく、実際に言葉にすることでよりポジティブ体質になりやすくなります。否定的な発言は周囲も府のオーラで包んでしまいますし、それが続くと周囲があなたにポジティブな言葉を掛けにくい環境を自分で作ることにもなってしまいます。私が病棟を明るくする!と目標を立てて、院内をポジティブワードで満たしてみて下さい(^^♪ - ステップアップノート(達成ノート)を作る!
看護師の成長は目に見えにくいものです。向上に終わりは無く、課題を見つけようと思ったら無限に出てくるもの、それをやりがいに感じる人と負担に感じる人。多くの看護師さんを見てきて、一つ私の中で結論があります。それは「出来るようになったことにスポットを当てているかどうか」です。課題をやりがいに感じ乗り越えられる人は、今まで出来るようになったことを自分で挙げられます。成功体験を忘れずに記憶しているのです。一方、課題を負担と感じる人は、出来ないことにスポットを当て、これも出来てない、あれもやらなきゃ、、と心が押しつぶされてしまいます。
ですから、私は出来るようになったことをノートに書き留めるステップアップノート(達成したことを書いていくので達成ノートでも良いかな♪)を作ることを看護師さんたちに提案しています。ここでは課題を書き込まず、出来るようになったこと、ポジティブなことだけを書き、成長を一目で実感できるようにしましょう。
このようにポジティブ思考の習慣を作ることで、心に余裕が生まれ、人の良いところが見えるようになります。
笑うのは幸福だからではない。むしろ、笑うから幸福なのだ。
アラン
どうしても尊敬できる先輩が見つからないときは
上記のような尊敬する先輩を見つける努力をしました。しかしそれでも「いや、どうしても尊敬できる先輩に出会えないんです。うちの職場には本当に居ないんですよ、一度来てみて下さい(笑)」そんなことを言われることもあります。
どうしても尊敬できる先輩に出会えないときはどうしたらいいでしょうか。
1全体ではなく要素に注目する
「人として好き」「人として尊敬できる」という言葉が表すように、特に女性は全体で人を見て、全体で評価する傾向にあります。そうすると、部分部分でよいところが有っても、ダメなところも目に付くと、全体としては尊敬できない人のくくりに入ってしまうのです。
ですが、完ぺきな人間は居ません。全てを敬う必要はない。価値観が違う他人同士です、良いと思えるポイントが一つでもあれば、十分ではないでしょうか。一人一人の世いいと思う要素を拾い集めるだけでも、充分あなたの成長を促すパーツが集まるのではないでしょうか?
もちろん理想としてはずっとついていきたいと思えるような、あなただけ見ていれば大丈夫と思えるような絶対的な存在がいれば心強いですが、居ない以上色んな人から良いところを集めて要素要素で学ばせてもらうのが現実的でしょう。
2独学力を身に付けるチャンスととらえる
確かに尊敬できる先輩がいることはモチベーションの点でも学びの機械の点でもメリットは大きいですが、居ないものは居ない!無いものをねだっても仕方ありません。ものは考えよう、頼れる先輩がいないなら、独学力を身に付け困難を自身で乗り超える力を養う良いチャンスだと捉えてみましょう。
独学力は看護師としてのスキルを高めるためには非効率的な側面も確かにありますが、今後のキャリア形成を目指すうえで学びの主体性は不可欠な要素です。長い看護師人生の中では、独学はあなたのキャリアを切り開く糧になるはずです。
また、病院にはそれぞれ独自のルールやシステムがあり、どんなにいい先輩に学んだとしても病院の枠を超えた学びを得ることは難しいでしょう。ずっとこの病院で添い遂げるという覚悟が決まっている方なら別ですが、看護師さんは多くが転職を経験します。
他の病院に勤めたときのことも考え、病院の枠を超えて一般の看護書や地域の看護師会の研究会などに参加し汎用性のある知識や技術を身に付けるのも良いでしょう。
先輩に恵まれなかったことを言い訳にせず自力で学び、独学力と病院の枠を超えたスキルを磨いてきた看護師さんは転職市場でも引く手あまた。私が事務長だったら、即採用です!笑
3どうしても合わない環境であれば、転職も視野に
とはいえ、1,2年目の看護師さんに独学と言っても何を学べばよいのか難しいところでしょうし、どこも良いところが無い先輩しかいない病院ってのも、有るにはあるかも知れません💦
どうしてもこの病院だとやっていけないと思うのであれば、転職を考えましょう。一般企業では3年間は我慢して働けと言われますし、実際に一年持たず辞めてしまうと次の職場探しは非常に困難になります。
しかし、看護師さんの場合は転職は売り手市場ですし、採用する側も早期退職者に対して「そういうものだ」というある種の諦めと言いますか、早期退職者を認める風潮があるのも事実です。
ですから、良い先輩に出会えなくてそれが成長の妨げになっているのであれば早めに転職することも選択肢の一つです。当サイトでも転職活動を成功させるための履歴書の書き方や面接の受け答えのポイント、またいい病院の判断方法、良い転職サイトの選び方など転職活動に役立つ記事を多数上げておりますので、ぜひご覧ください。
あなた自身が尊敬される先輩になるために
見るべき背中が無いと、あなた自身もどうすれば良い先輩になれるのかわからないと思います。ですから、最後に、あなた自身が尊敬される先輩になるための方法を考えていきましょう。
1尊敬されない人の特徴から、尊敬される人を考える
好きの基準は人それぞれ、千差万別です。しかし、嫌いの基準は割と共通しています。ですから、尊敬されない人の特徴を知って、まずは自分がそれをしないことを心がけること。いきなりハードルを高くして尊敬される人を目指すと挫折しますから、まずは「尊敬されない人にならないこと」を目指しましょう。
また、人は良い印象よりも悪い印象を強く記憶してしまいます。ですから、例え尊敬されるような振る舞いが出来ても尊敬されない言動が一つあると、一気に悪い方に傾いてしまいます。人の評価を得るのはほんっとに難しいのです(泣)
では、尊敬されない人の特徴を見ていきましょう。
- 業務に不真面目
仕事に真剣に取り組んでいないとまず尊敬はされません。慣れてくれば多少手を抜いても仕事が出来てしまうものですし、それを自分凄え~!とか格好いいと思っている勘違いさんにならないように気を付けましょう。
特に医療者が手を抜くことは重大な事故にもつながるため、許容される態度ではありません。 - 謝らない、自分の非を認めない
お互いに半分ずつ悪いようなときも、率先して謝るようにしましょう。謝られた方は「ほら、悪いのはあなた、私の勝ちだ!」と思う人もいてくやしいかもしれませんが、はたで見ている第三者は、どちらが大人か、どちらが尊敬できる人かわかっています。
特に嫌な相手に対して「謝りたくない」と意地を張りたくなったときは、相手ではなく周囲にどう思われるかを考えるようにしましょう。 - 自分に自信が無い
謙虚な人は好かれますが、自信が無い人は好かれません。では、謙虚な人と自信が無い人の違いは何でしょう。謙虚とは、成果に対しての自己評価。自身の無さはやるやらないの判断基準である点が一つ大きな違いではないでしょうか。
出来なそうなことでも挑戦する、やることはやる。でもその結果に対しては過信をせず振り返る。これが逆になると、途端に尊敬されない人の出来上がりです。 - 噂話や悪口ばかり言う
人は確かにうわさ話や悪口が好きです。しかし、その発信源のことは嫌いになるもの。考えてみればおかしな話ですが仕方ありません(笑)
悪口や愚痴やあくまでもどこか自分の知らないところから降ってきた話として聞きたいのです。直接聞くと自分も加害者になった気分になるのでしょう。Aさんの嫌なところはAさん以外に言って何かが解決することはありません。聞き役のBさんが同意してくれたとしても、それであなたとBさんの仲は深まりません。むしろ、「私もどこかで言われてるかも」と警戒されるのがオチです。 - 言い訳が多い
ミスをした時はしっかりと謝罪しましょう。確かに、ミスはしたくてしているわけではないですし、仕方ない事情や理由があるものです。
しかし、ミスをしたら大抵は誰かに迷惑や負担が掛かるものです。ですから、自分の過失に対して謝るのではなく、負担が掛かった相手を慮って謝罪する気持ちを持ちましょう。自分の過失は、自分の心の中で反省すればよいのです。 - 自分から行動しない
大切なのは、看護師に求められるのは「自主性」ではなく「主体性」だということです。いずれも自分の判断で行動することを指しますが、主体性が「どうやるか」と結果に至るまでの過程やそれに伴う責任を強調しているのに対し、自主性は「やるかやらないか」という選択を強調している点が異なります。
看護師は医師の指示無くして多くの医療行為を行えないことになっています。そのこともあり、看護師さんは主体性ではなく自主性を重んじている傾向があります。
しかし、出来る看護師さんは確実に指示をいかに実行するかの過程を大事にし、必然的に自らの過程の選択に対し責任を持つようになります。
一方、自主性を重視した考えだと、医師が指示したんだからとどこか自身の責任を軽んじてしまいます。当然、そんな看護師さんは医師にも同僚にも患者さんにも信頼されません。
2尊敬される先輩になるために、日常の中でできること
上記を並べて見て如何でしょうか?どう思いましたか?おそらく、ハードル高いなと思ったのではないでしょうか。上記の尊敬されないポイントを忙しいときも機嫌が悪いときも彼氏と別れた後でも全てクリアできている人は滅多に居ないだろ、と。少なくとも私はそう思います(笑)
ですから、これらをクリアすれば、自然と尊敬される先輩になれるはずです。項目が多くて全部に気を付けるのは難しいと思います。
しかし、全てに共通する要素があります。それは「(人や業務、目の前にあることに対して)誠実であること」と「感情をコントロールできること」の2点です。誠実さと感情コントロール、この二点を向上させるトレーニングを積んでいきましょう。
誠実さを向上させるには?
誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。
松下幸之助
本当に正しく反省する。
そうすると次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな。
それで成長していくわけや、人間として。
まずは仕事に対しての誠実さを考えてみましょう。仕事に誠実になるためには、上記松下幸之助さんのことばにもあるように、自身の行動を常に顧みることが大切です。結果だけでなく、過程も含め、自分の今の行動・それに至る判断は正しかったのかを顧みる習慣を付けましょう。そうすることで、正しかったことを確認できた時は自信に繋げることが出来ますし、正しくなかったときは原因を突き止め次は失敗しないようにと歯を食いしばる、その姿を皆が見ています。
世の中には、他人の関心を引くために、見当違いな努力を続け、その誤りに気づかない人がたくさんいる。
デール・カーネギー
これでは、いくら努力しても、もちろん無駄だ。人間は、他人のことには関心を持たない。ひたすら自分のことに関心を持っているのだ──朝も、昼も、晩も。
人に誠実であるためには、デールカーネギーのことばが役に立ちます。カーネギーは、良い人間関係を築くには相手に誠実な関心を寄せることが大切だと説きました。人間関係のコツの記事にも書きましたが、私とあなたが全く別の考えを持った生き物で、だからこそ相手を知ろうとすることが何より大切です。
誠実な関心を寄せて、相手が今何を考えているのか、何を求めているのか、何を言いたかったのか、よく観察することです。それが出来れば、相手が悪口トークを求めていないことや、言い訳を望んでいないことも判断でき、その場で適切な言葉、相手が求めている言葉を選ぶことが出来るようになるはずです。
感情をコントロールするには?
感情をコントロールするためには、自分を客観視することです。あなたの人生の主役は勿論あなたです。しかし、主役であるがゆえに、自分中心に考えてしまったり、まさに「悲劇のヒロイン」になり感情的になってしまいます。
ですから、敢えてあなた自身も今あなたがいる環境の登場人物の一人にしてしまいましょう。モブキャラの一人です!(笑)そうすることで、客観的に、冷静に状況をとらえることができます。
具体的には、自分を見ているもうひとりの自分を意識することです。あなたがいる状況を、空から俯瞰的に見る感じです。私の場合は、空だとちょっと遠すぎるので、自分の頭の上から見るくらいにしています。常に私の行動を冷静に見守るもう一人の自分がいる感覚です。背後霊のように(笑)
なんか気持ち悪いこと言っているようですが、客観的に判断するために、よく取り入れられている手法です!(笑)自分を客観視すること、それを習慣にすることで、徐々に感情をコントロールできるようになっていきますよ。
「尊敬できる先輩がいない」のまとめ
尊敬できる先輩が職場に居ないときは、まず本当に居ないかどうか、よく考えてみることでしたね。あなた自身が見方を変えたり、目標を持ったりすることで今までと違う先輩の側面を発見できるかもしれません。
それでもいない場合は、(一人の人間として尊敬は出来なくても)一つずつの行動や発言を切り取ったり、部分や要素で尊敬できる個所を見つけること。それでも無理なときは転職もやむをえずですね。
そして、あなた自身が後輩にそんな思いをさせないように良い先輩になるよう、尊敬されない人の要素をなくせるよう、誠実さの向上と感情コントロールの訓練を普段の生活の中で取り入れてみましょう、というお話でした(^^♪
最後までご覧いただきありがとうございました!