看護師の悩み【人間関係編】4位 色んな世代が集う病棟の人間関係に疲れた

ベテラン看護師と若手看護師
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こんにちは!かっきーです。今回は看護師さんの人間関係のお悩み第4位、色んな世代が集う病棟何の人間関係の悩みについて記事にしています。世代による価値観の違いについては既に多くの記事で触れてきましたが、この記事ではより詳しく、年代別の看護師さんの特徴に触れ、ストレスフリーな人間関係のヒントになる情報を提供したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!

【この記事を読むメリット】

  • 病棟内の看護師さんを世代別に「バブル世代」「ロスジェネ世代」「ゆとり&さとり世代」「Z世代」の4つに分類し、それぞれの特徴と接し方のコツを伝授!
  • 個人背景のみじゃなく、文化的背景・社会的背景を考慮した人の見方が出来るようになるので、今後の人間関係全般が円滑になる!
  • あなた自身がどんな文化的・社会的背景を持っているのかが分かり、転職活動でも重要な自己分析に役立つ!
  • この記事を読んでもわからないことがあれば個別に質問・相談ができる!

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目次

看護師の悩み【人間関係編】4位 色んな世代が集う病棟の人間関係に疲れた、の対処法!

病院には様々な年代の看護師さんがいます。一般企業では病棟のように様々な年代で構成される10~20人くらいがチームを組み、それぞれ密な連携を取りながら仕事を進めるなんてことはあまりないのではないでしょうか。

この幅広さは、どの年代の看護師さんにとっても、ストレスの一つになっています。年代が違うと価値観は勿論、当時の社会常識や看護師の世界の常識、指導方法も異なります。ですから、すれ違いが起きたり、相手の言うことに納得できないことが多くなります。

指導の文化、方法、正解も世代によって異なる

色んな世代

特に若い看護師さんは、子供のころから「ほめて伸ばす指導」が社会全体で正解とされる空気が有り、叱られることに対して免疫がない方が多いです。

これが20~30年前になると、「指導は厳しくあるべき」が当然という時代。それで育った人は、厳しさこそ指導の正解だと全く悪気なく思っています。こんなに穏やかに伝えても響かないよな、と思い、師長さんもあなたのために頑張って声を張って叱ってくれているのかもしれません。

ですから、まずは「叱る」「指導する」ことに対しての価値観が年代によって異なるということは理解しておきましょう。そして、必ずしも今の価値観が正しいわけではないと理解しましょう。

人間は社会を進化させてきたと思っていますが、その結果失ったものも沢山あります。例えば近代以降、人間は理性を絶対視して、理性によって得られるもの(数学や科学、医学など論理的分析的思考)を正しいとしてきました。しかし、環境破壊や核兵器、身近なところで日々起きている自動車事故など、理性の産物が本当に人間を豊かにしているのか分からないものも沢山あります。医療の世界でも、鍼灸や漢方に代表される東洋医学はエビデンスより経験則を重視しており、西洋医学では解明できない成果を上げることも有ります。

果たして本当に進化だったのか、ただの変化、いやむしろ退化だったのではないかと首をかしげることも多いはずです。

今、世間で言われるように褒められながら指導されることが本当に正しいのかどうか、厳しく指導されていた昔の時代の先輩は、今の世代よりもちゃんと育っていないと言えるのか。自分たち(の世代の価値観)が正しいと決め込むのではなく、フラットな視点で先輩方の意見にも耳を傾けてみましょう。

各世代の特徴や背景を知り、互いに理解する努力をしよう!

分かり合えない同士が分かり合うための第一歩は、まず互いを知ることに尽きます。各世代間の意識や考え方の違いや、何故違いが生じるのかという文化的な背景を知りましょう。そうやってジェネレーションギャップを埋める努力をすることで、あなたの感じ方も変わってくるはずです。

「相手にはこういう背景があってそう考えたのだから、背景が違う私と意見が違っても当然だな」と納得できれば、考えを受け入れやすくなるのです。そして、相手の意見を受け入れられると、相手自体のことも受け入れられるようになります。

例えば「若いうちは遊んでないで技術の一つも身につけましょう?」と叱られたとしても

(あぁ、師長は就職氷河期のロスジェネ世代だもんな、就職できずに必死に頑張ってる人たちを見て来てるんだもん。それに比べたら、私の頑張りも甘く見えてるかもな)

と納得できる気がしませんか?どちらの価値観や時代が正しいとかではなく、相手の考えを受け入れるために知識を使いましょう。その方がお互いに楽になるはずです。

これから上げていく世代ごとの特徴は、もちろん全員ではありません、あくまで世代の傾向としてご理解ください。

バブル世代(1965年~1970年頃生誕)の特徴

バブル世代!

今現在50代後半~60代前半のベテラン看護師さんがこの世代です。

1 愛社精神が高く、同僚間のコミュニケーションも密。ただし、お医者さんとの関係は?

全体的に人当たりがやわらかく、コミュニケーションが上手、世渡り上手な世代です。病院や会社に貢献しようという意識も高く、愛社精神も強い側面を持っています。今では敬遠されがちな職場での飲み会や接待など勤務時間外での付き合いも歓迎されていた、同僚の仲は良くも悪くも、今よりずっと密でした。

しかし、ただし、お医者との関係は今では互いにチーム医療を担うパートナーとして対等な関係という認識ですが、この時代はまだ医者>看護師という価値観が根強く、医師の言うことは絶対という価値観がありました。ですので、医師に友達のように接したり反発する若手看護師さんに違和感を感じる看護師さんもこの世代には居るかも知れません。

2仕事は誠心誠意、身を粉にして行うもの!女性の社会進出もプライドに拍車

バブル世代は、まさにバブルの恩恵を受け新人の頃から超高待遇で迎えられました。それだけの報酬を会社や病院が与えてくれるので、愛社・愛院精神も出てくるもの。組織のために働くことも美徳とされましたが、高待遇にこたえたいという気持ちも働き手に生まれ、相思相愛の良い関係が生まれていました。特に女性は、男女雇用機会均等法が施行され、高学歴層を中心にビジネスウーマン・キャリアウーマンを目指す女性も多くなった時代でしたので、看護師さんも上昇志向が高く、プライドも高かったようです。

自分の努力、頑張りが会社・病院や社会全体の豊かさにつながる、そんな思いで必死に頑張って今の日本の不自由ない時代を作ってくれた世代でもあります。

3仕事>休暇 看護師たるものプライベートを優先するべからず!

上記のような思想背景や「人の命を預かる数少ない仕事」という高い自意識もあり、この時代の看護師さんはプライベートを謳歌するよりも、プロフェッショナルとしてどんな時も看護師としての自信を全うすることに価値を置いていました。

休日のオンコール対応も厭わず、休日に友人とランチ中に呼び出されることも看護師としての誇りや優越感の一部でもありました。仕事とプライベートを明確に切り分けるような概念もあまりなかったと言えます。ですから、この時代の看護師さんは仕事の休憩中にも休みの日の話ばかりする若手看護師に苛立ちを覚える人もいるのです。

バブル世代の看護師さんとはこう向き合おう!

上記のように、看護師の仕事に忠実で病院に対して忠誠心が深いのがバブル世代の特徴です。若い看護師さんに求める水準が非常に高く、ともすれば口うるさい印象を持ってしまうかもしれません。

ただ、バブル世代は社会の目まぐるしい進化に自身をアップロードさせていかねばならず、苦労も多かったはずです。事務作業も手書きからワープロ、PC、タブレットへと変化し、カルテも紙から電子へ、医療機器の進化もめまぐるしい。若い世代にとっては便利に思える変化も、以前の方法に慣れ親しんだ世代にとっては新しい知識を一から学んでいかなければならない。

また、社会全体も決して豊かとは言えない時代に生まれ、子供のころはスマホは愚かおもちゃやお菓子を買うこともままならず、また親や教師の言うことが絶対、体罰もパワハラも何でもありの時代、多くの困難を乗り越えてきたことでしょう。

彼ら・彼女らが乗り越えてくれたからこそ、今の私たちの自由や豊かさがあることを忘れてはいけません。そういった時代背景を理解していれば、口うるさいなぁで終わらずに、自然と感謝とリスペクトを持って接することができるのではないでしょうか。

就職氷河期世代(ロスジェネ世代/71~82年生まれ)の思考背景

ロスジェネ世代

1 超絶仕事熱心!かつ優秀!

この世代は、就職したくても就職できなかったので、雇ってもらえること、仕事が出来ることに感謝する時代でした。会社や病院側も、言い方は悪いですが「この人がダメなら代わりがいくらでも居る」時代だったので、意欲的に頑張ってないとすぐ首になってしまう時代でもあります。

ですので、必然的にめちゃくちゃ頑張るのです。必要な人間と思ってもらえるように、知識や技術、資格の習得も、プライベートを犠牲にして励みます。

2 人から必要とされ、頼りにされることに価値を置く

お給料や待遇も大事だし自分も大事だけど、会社や病院に貢献することも同じくらい大事!そんな姿勢なので上司からは信頼され、部下からも頼りにされます。そして自分もまた、その信頼が頑張る原動力になって、また仕事へのやりがいを増すという好循環が巡っています。

3 仲間想いで面倒見がいい反面、淋しがり屋

不況の時期、人は団結するものです。この世代も例外ではなく、特に苦労を分かち合った同世代の絆はとても強いです。自分が苦労をしてきた分、若い世代には苦労をさせたくないという面倒見の良さもあり、後輩の育成を任されると張り切って指導します。

ロスジェネ世代の看護師さんとはこう向き合おう!

頼りにされたい、役に立ちたいという気持ちが強いので、アドバイスをくれた時に感謝の気持ちを伝え、自分から質問に行くと、とっても可愛がってくれます。逆に、仕事に不真面目だったり自分さえよけあれば良いという態度には嫌悪感を持っていますので、やる気がない素振りはNGです。

また、バブル~ロスジェネ世代の看護師さんは今よりもさらに激務で、かつ待遇もよくありませんでした。

今もサービス残業に不満を持つ看護師さんが多いと思いますが、この世代に言わせるとだいぶ良くなった方。時短勤務や夜勤免除など、個々のキャリアデザインに配慮した働き方も望めなかった時代です。

子育て期は子供を夫や家族に託して夜勤を続けたり、いったん退職→他医院やクリニック、介護施設などでパート勤務をして、子育てが終わると復職、追い付くために猛勉強という大変なキャリアを積んできています。

この世代がそれを乗り越え、その苦労を訴え続けてくれたからこそ、時短勤務や夜勤免除の制度が出来てきたとも言えます。

若い世代は「子供がひと段落したんだから出来れば夜勤出て欲しいって師長に言われました、夜勤免除は私たちの権利なのに、ウチの病棟ブラックです」、そう思うかもしれません。

しかし、もしあなたの免除分を、子育てを終えた上の世代が負担してくれているとしたら、、。彼女らは自分たちは子育て期も今のような労働環境や待遇への配慮が十分でない中歯を食いしばって耐えてきて、更に今は若い世代の免除分も頑張ってくれてるんだということを考えてあげてください。

若い世代より遥かに恵まれていない中で、耐えること、頑張ることを強いられてきた世代です。だからあなたも夜勤に出てあげましょう!とは言いません。そうではなく「どんな権利も、当然のものではなく、誰かが声を挙げたり犠牲になってくれた末に出来たのかもしれない」ということを、理解して欲しいのです。

しろぽん

バブル世代・ロスジェネ世代の苦労を知ったら、自然の感謝の気持ちが出てくると思います。そして彼女らの指導や助言にも、心からありがとうございますと言いたくなるのではないでしょうか

ゆとり世代&さとり世代(1987~1994年生まれ)の特徴

ゆとり世代

学習指導要領が変わり教科書が薄くなったアノ時代に学校教育を受けた世代です。ちょうどネット文化の隆盛とも被っており、思春期を迎えるころからネットが日常になっています。

1 最も謎な世代!

実は、ゆとり世代やさとり世代への評価は真逆な分析データが存在するなど、最も謎な世代と言われています。

例えば「恋愛や人間関係にも興味が薄く、車や家といった今までの日本人の欲求の象徴だったものにも関心が薄く、出世への野心もない」など、欲の無さがこの世代の特徴だと言われていました。

しかし、三菱総合研究所「生活者市場予測システム」の調査では「お金持ちになり、高級品を持ちたい」と思う人の割合は、ロスジェネ世代やバブル世代よりもかなり高く、「人生の勝ち組になりたい」と思う人の割合も、3世代の中で最も高かったようです。

どちらが本当なのか、、「人それぞれ」と言ってはそれまでですが、ちょうどリアル世界とネット世界に揺れていた時代、それぞれがどちらを重視したのかで、特徴も二分されたのかもしれません。

2 合理性を重視する生き方

謎めいたゆとり&さとり世代の中でも、これは一貫した特徴だと言われるのが、合理性を重視する生き方です。

基本的に生まれて来てからずっと不景気で、大きな夢が描きにくかったことや、クリック一つで無限の情報を得られるネット社会の進化が重なり、必然的に「これは必要」「これは不要」と取捨選択しながら生きることが要求されたことが影響しているのではないでしょうか。

「無印良品」や「ユニクロ」のようなシンプルでコスパ重視のブランドが流行ったのも彼女らの合理的な思想を反映しているのでしょう。

3競争心が低く、叱られることに弱い。結果、ストレス耐性が低い

核家族化が定着し、一人っ子が半数を占めるような家族形態の中で、過保護、悪く言えばモンスターペアレントともいわれるような親が目立ってきたのもこの頃です。結果、大人から叱られることが少なくなり、運動会の徒競争も順位をつけなくなり(なんでうちの子が一番じゃないんだ!と言われないように)、他の世代に比べストレスの少ない思春期を過ごします。

結果、この時代の代表曲「世界に一つだけの花」が象徴するように、ナンバーワンよりオンリーワン、人は皆生まれながらにして特別で競争なんて価値が無いことなんだという価値観が芽生えます。

ただ、看護師になった皆さんは、受験や国試で嫌が負うにも競争社会を経験し、今まで良しとされた価値観と矛盾を感じています。その矛盾に悩みながら生きなくてはいけない、そんな十字架を背負わされているのも、ゆとり&さとり世代の特徴です。

ゆとり&さとり世代とはこう向き合おう!

ゆとり&さとり世代には感情的にならないことが大事です。サイコパスという言葉が広まったのもこの頃で、感情的に怒鳴ってきたり、いきなり泣きながら相談しに来るような人を、彼女らはちょっとサイコパス気味かも、関わらない方が良いかもしれないと怖がってしまいます。他の世代以上に、敏感で繊細なのです。

集団や仲間への帰属意識も低く、ネット上に仲間もいるため、人間関係を見切るのも早いです。

しかし、逆に一端「この人はイイ人だ、仲良くしたい」と思われると、とっても優しくしてくれるのもこの世代です。自分から積極的にコミュニケーションを取ってくるわけではないですし、積極的に来られるのも好きではないのですが、何かのきっかけで急に親しみを持って接してくれるようになったりもします。

穏やかに、感情的にならず、急ぎ過ぎず、きっかけを待つ。それがゆとり&さとり世代との上手な向き合い方です。

Z世代(90年代後半~2000年代前半生まれ)の思考背景

Z世代

1 リアルとバーチャルの境界感覚が薄い

ゆとり世代は思春期からネット世界に触れていましたが、Z世代はもう幼少期からネット文化が日常に存在する環境で生を受けています。小学生から自分用のスマホを持ち、学校のお友達とは学校でお話をして帰宅後はその続きをLINEやTwitterで取り合います。

ですから、対面のコミュニケーションとデジタルのコミュニケーションが地続きで、区別の感覚が薄いのも特徴です。例えば、遅刻や欠勤の連絡をlineでしてくるなんてのも、肉声と文字

2 権威性・正確性よりも手軽さ、自分との近さを重視


情報の検索手段もSNSが中心です。インターネット文化が出来てきたころは、本からネットに情報収集手段が移り、その正確性や信ぴょう性に疑問符が打たれ、社会人の能力として情報リテラシーが要求されました。

今やネットの中でもSNSで勝手に流れてきたツイートが情報源になります。SNSでもネットでも変わらないんじゃないかと思うかもしれませんが、ネットで検索をして情報を得るのと、SNSで勝手に流れてくる情報を得るのでは、その主体性に大きな差が出ます。

しかもSNSは基本的に好きな人、関心があるジャンルしかフォローしませんから、必然的に流れてくる情報も自分の好きな情報だけになります。これがまだYahoo!を開いていれば、今日のニュースなど、自身の関心とは異なる情報に触れることができますが、SNSではそれすらありません。偏向性が加速し、自分の世界がどんどん狭くなっていってしまいます。

3 自分自身を発信することに抵抗がなく、かつ上手い

3.自身の感情や意見、そして「自分自身」の発信に抵抗がなく、そして上手い→自己肯定感が高いが、脆さもある
SNSは双方向の文化ですから、情報を得るだけでなく発信することにも価値が有ります。自分の考えや自分自身の私生活、趣味、嗜好を発信することに抵抗がなく、「盛れた」という表現に象徴されるように、自分を魅せる技術は抜群に高いです。

また、基本的に自分と同じ考えや趣味の人が集まるSNSの世界で発信する意見なので、だいたいは同調してくれます。言い値が集まります。

その分、自分が認められているという自己肯定感も強いのですが、逆に言えば否定されることに慣れていないので、打たれ弱さもあります。ひとたび批判されると、それまでの自己肯定感が一気に崩壊します。

ですから、上の世代から見ると悪循環には見えるのですが、否定されないようにますます自分と同じ考えを持った人たちで周囲を固めていく傾向にあります。

昔の世代に比べ「リアルな友達は一人いればいい」もしくは「一人しかいない」と自分と合う狭い交友だけでとどめ広げようとしないのもZ世代の特徴です。

4 プライベート重視

彼女らの強みは、自分が安心して身を置ける世界、居場所が職場から離れた別の世界にもあるということです。

リアル世界しか居場所が無ければ、その中の多くの時間を費やす「職場」は、そこで上手くやっていけない人にとっては地獄のようなもの。

逆に言えば、職場を何とか自分にとって良い場所にしようと仕事を覚える努力をしたり、人間関係を良くするために積極的にコミュニケーションを取ろうとします。

しかし、Z世代はそうするくらいなら職場を変えたり、自分が関わる対象や環境を変えようと考える傾向が強いです。

それをするためには、自分自身に価値が無いといけません。職場を変えるには、採用されないといけませんからね。ですから、キャリアアップや自己研磨への関心も強いですし、イイねの魅力を知っている彼女たちは、モチベーションを高く維持することも得意です。

加えて、時代や社会が目まぐるしく変わっていくことも肌で体験してきているので、若いときから変化に備え将来のキャリアの準備をしています。そのため、資格取得やスキルアップなど、自分を磨きたいという気持ちも強くあります。

Z世代とはこう向き合おう!

自分の付き合う人、目に触れるもの、耳に入ってくるもの、あらゆるものを自身で選択できるようになったZ世代。チャンネル争いに敗れると全く興味ないTV番組を見るしかなかったロスジェネ世代・バブル世代から見ると羨ましくも有りますが、それゆえの世界観の狭さと、実際それでも生きていけるという強さが彼女らには有ります。

ですから、先輩であっても、意見を伝えるときは、彼女らの世界観を大事に、反発を受けたり心を閉ざしてしまわないように注意が必要です。

彼女たちのことを良く知り、彼女たちの興味に合わせた話題、彼女たちのペースに合わせた指導法を取ってあげましょう。ひとたび関心を持ってくれれば、どの世代よりも強い向上心や高いモチベーションを持って取り組んでくれますし、好感を持った相手にはとっても優しく、友好的です。

色んな世代が集う病棟の人間関係に疲れた、の対処法まとめ

大切なのは、〇〇世代として生まれていたら自分もおそらくそうなっていた、人間性に上下があるわけでも、どの世代が間違っていて自分の世代が正しいわけでもない、時代によって価値観は変わると気付くことです。

このサイトで口を酸っぱくして伝えてきているように、個人の性格は後天的なもの、先天的なもの、あらゆる要素に影響を受け形成されています。

嫌だなあ、苦手だなあと思う人と付き合わないといけないときも、個人攻撃をせずに、そういった影響因子を理解して欲しいのです。

「自分がバブル世代で一日12時間労働・月の休み6日が当たり前の時代に生まれてたら乗り越えられただろうか、自分よりはずっと恵まれている環境にいる若手が激務とか辛いとか言ってたら、小言の一つも言いたくなるんじゃないかな」

逆に上の世代は「若い子たちは成熟した時代に生まれて社会全体の共通目標は無くなってきている、目指すものは人それぞれになってくるし、皆で成長しようとか会社・病院のためになんて気持ちが無くなってくるのは当たり前だよな、プライベートを重視する気持ちをもっとわかってあげないと」

なんて、そんな風な想像力を互いが働かせることが、色んな世代が集う組織の人間関係が円滑を円滑にするために必要なのではないでしょうか。

きにゃこ

「私はこう思うからあなたもそうでしょう?」ではなく「私はこう思うけど相手はどうなんだろう?」と、「私とあなたは違う」ことを前提にしたコミュニケーションが、ジェネレーションギャップを埋めるためにも大切な意識の持ち方です。

今回の記事を読んでもわからないこと、相談したいことがあれば、お問い合わせよりご連絡ください。記事を書いているかっきーが直接回答いたします。

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